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好きな場所 大山崎山荘美術館

今まで行って良かった美術館は?
と問われて一番に思いつくのが表題の場所。

駅から山道を登り、いい運動だなと感じる頃に風格のある建物が現れる。

趣のある山荘....!

大正から昭和にかけて建設されており、なんとも言えないレトロな雰囲気が堪らない。

建物はもちろん、細部にまでこだわりが感じられる内装も素敵。
ステンドグラスや古いオルゴール、階段ホールには仕掛けのある大時計があったような...今もあるのかな。
こちらを訪れた当時、インテリア関係の仕事をしていたのですごく刺激的で、長い時間をかけて建物を見てまわるのが楽しかった。

その頃開催されていたのはウィリアム・モリス展。

2018 ウィリアム・モリス展

開催イベントに合わせてなのか?
それとも元々の仕様か定かでないが、
建物内の窓装飾は川島織物のモリスのカーテンが使われていて見応えがあった。

お高いんだよね、モリスのカーテン...
天井の高い大窓にかかったそれがもう美術作品だわ...

当美術館は本館と別館の地中館、山手館から構成される。

地中館は安藤忠雄建築。
レトロな本館から、空間の雰囲気ががらりと変わるのも面白い。
モネの睡蓮が常設展示されている。



本館から山手館への通路はガラス張りになっていて、そこから見える庭には睡蓮の花が咲いている。

どこを切り取っても絵になる、そんな美術館。

最後にとっておきのお気に入りポイント。

スイーツも抜群に美味しい。

桜リキュール香るいちごとピスタチオのケーキ

本館の2階にあるカフェがこれまた良い雰囲気で。運良くテラス席に案内してもらい。春の気候と相まって最高に気持ちよかった〜

スイーツはその時の展示内容に合わせて変わるようで、訪れるたびに異なるものが味わえるのも魅力。

美術館のスイーツって、
力を入れている所とそうじゃない所の差が激しいじゃないですか...

「え、安いコーヒーチェーンで出てくるようなケーキでこの値段!?」
って驚くほど質と価格が見合わない場合もあるし

「ホテルのスイーツですか??」
というくらいお高い場合も。
(納得の品質だけど貧乏性なだけ)

ここは、ちょうどいい塩梅。

建物、展示内容(常設含む)、カフェ、美術館までの道のり
トータルで考えて大満足の場所。

ああ、また行きたいな。

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