「五つの目的が教会を動かす」を読んでみた

誰でも何回も読み返したくなる本というのが何冊かあるのでは?と思います。

この場合、聖書はおいといて(笑)

僕も何冊かあります。
そしてここ数十年、そういう本を毎月1〜2回1章ごとに読むというのを習慣化してました。(読み終わったらまた最初からに戻ります)
自分が原点に立ち返れるからです。

その中の一つが「五つの目的が教会を動かす」です。
現在絶版です(涙)アマゾンでプレミア価格になってます、、、

牧師の夢を持った時、一つの疑問がありました。
どうやって教会作るんだろう?と。

その時出会った本です。


で、先月まで4章を読んだのでいきなり5章から(笑)です。

5章「目的を明確にする」から特に心に残ったこと。
それは目的が一連のプロセスに収められ、そして判断できることです。

この筆者の教会の目的は、

人々をイエスに導いて彼の家族に加盟させ、
彼らをキリストに似た者として成熟させ、
教会における奉仕とこの世における宣教のために整えることにより、
神の御名を崇拝する。

と書いてあります。

この著者は大きく分けて教会の目的は5つに分けています。

人々をイエスに導いて→伝道
彼の家族に加盟させ→交わり
彼らをキリストに似た者として成熟させ→弟子訓練
教会における奉仕→奉仕
神の御名を崇拝する→礼拝

面白いなと思ったのはこれが一連の流れになっていることです。
一般的に組織の目的は一つかなと思ってました。

例えば、自分が昔ワタミのお店をしていた時の目的をメンバーに説明していた時は、
「なぜお店が17時から開店するのか?それは社会人であれば仕事が終わってくる時間、学生であれば学校が終わる時間。今日も1日疲れたなーと思ってた時に、自分たちのお店に入り、最高の笑顔と最高の接客により、出て行く時にお客様が、なんか今日疲れてたけどこのお店に行ったらなんか元気になったよ、そういうお店を作ろう」
という目的でお店を作っていました。(長い(笑))
一言でいうと店の目的は「来た人を元気に送り返す」というものです。
つまり一つなんです。

でもこの本では、一連の流れにする。
伝道→交わり→弟子訓練→奉仕→礼拝 →伝道→交わり、、、、
と流れを作ることにより、全てが有機的に繋がると。

そして分けることにより目的によって評価ができるようになります。

例えば、現段階で教会を分けるとすると、
伝道対象者は○○人
洗礼を受け教会員になったのは○○人
弟子訓練をして、クリスチャンとして訓練を受けているのは○○人
奉仕をして、教会、地域に貢献しているのは○○人
現在礼拝に出席している人は○○人
と。

そうすると前月、前年とかを比べてどこが増え、どこが減っているのか、伸び率は前月、前年と比べて増えているのか、減っているのかというのが分かる様になります。

伝道対象者が減っているのであれば、ポスター配りやSNSでのアプローチなどをする必要がある、
教会員が減っているのであれば、伝道礼拝の見直しをする、個人伝道を増えす、
などそれぞれ対して対策が打てます。

ただ単に分析はできるものですが、ここでのポイントは目的に評価基準も入れているということです。


つまり判断基準がその組織(この場合でいう教会)の目的で、現在組織がどのような状態か、それが増えているのか減っているのか、そしてそれぞれの目的が全て段階を経ているというのが面白いなと思いました。

卒業後、じっくり教会の目的を考え、一連のプロセスと評価ができる目的を作りたい思いました。


ではまたー



長瀬雄大

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