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ウラジオストクが面白い! 現地の便利アプリ事情と人間交差点

はじめに

年末も押し迫った2019年12月28~30日、極東ロシアのウラジオストクに行ってきました。

その模様は昨日まで、フィジー滞在の時同様、簡易レポートという形で記してきましたが、今回は旅行全体で見聞きしたことをまとめたいと思います。

ウラジオストクはめちゃくちゃ寒くて、歩いていて何度も心折れそうになりました。
やはり、冬に寒い国に行くべきではないですね(初夏から秋に掛けての時期がオススメです)。

あまりの寒さに、iPhoneのバッテリーがガクッと減る事態が何度も勃発したりしました(予備バッテリーのおかげで、なんとかなりました)。
でも、その代わりと言っては何ですが、日本がどれだけ寒くても「ウラジオストクよりはマシだな」と思えるようになったのは、一つの収穫かもしれません(もっとも、北海道などではもっと寒くなることもありますが)。

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さて、今回の旅行。
多拠点居住の候補地にするか、と言われると、なかなかに難しいところがありますが、現地に住む方にインタビューして、ロシアの便利アプリについて学んだり、ウラジオストク特有の人と人との交わり方なども知ったりして、一段階視野が広がった感がありました。
トラベロコというサービスを通じて有料でお話をうかがった関係上、その方に申し訳ないので、肝の部分は有料域に隠すことにしますが、無料域部分だけでもウラジオストク旅行を考えている方々の参考になれば、と思うところもあるので、よろしければご笑覧いただければ幸いです。


配車アプリにこんな使い方が

ロシアにはいくつかUberのような配車アプリがあるようですが、私が使ったのはYandex.Taxiでした。

日本でアプリを落としておく良いでしょう。
本当、配車を依頼したら、すぐに来ます。
決済手段としてクレジットカードを登録しておくと、ロシア語が分からなくても、スムーズに料金支払いができます。
下の写真のようなラッピングをしている車も見かけましたが、私がこちらの配車アプリで呼んだ際は、普通の乗用車みたいな感じの車が来ましたので、やはりUberみたいなシステムなのでしょう。

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ちなみに、ウラジオストクではUberの宣伝みたいな車が走っているのをしばしば見たのですが、Uber自体は使えないようです。
配車アプリとは違うUberのことなのかな。

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さて、ウラジオストクでちょっと距離が離れた場所に移動する際は毎回、Yandex.Taxiを使っていましたが、トラベロコさんに聞いたところ、「こんな使い方もあるのか」という発見もありました。

実はロシアにもメルカリのようなアプリがあるそうなのですが、Yandex.TaxiにはDeliveryやCargoという機能もあり、それでそのメルカリ的アプリでマッチングした書類とか荷物とかも送れるのです。
Yandex.Taxiは近場だと300円くらいで済むので、日本だとバイク便の感覚でしょうか。
Yandex.Taxiという一つのアプリで、人と物の輸送を両方とも便利にしている、というのがとても興味深かったです。

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ちょっと怖い経験をしたことも

ただ、あまりYandex.Taxiを礼賛するのもなぁ、という出来事が最終日にありました。
帰国のために空港に向かう際、いつも通り、Yandex.Taxiのアプリでタクシーを呼んだわけです。
1000ルーブルちょっとと出て、行きのタクシーが1500ルーブル掛かったので、「おお、だいぶ安く行ける」と思ったわけです。

近くにいるのに、なかなか来ないなぁ、と思った車がようやく来て、乗り込んでしばらくすると、スマホに140ルーブルくらいかな、支払ったという表示が出て、ドライバーのお兄ちゃんがもう一度申請しろ、というわけです(彼はロシア語しか話せないみたいなので、実際には分かりませんが、おそらくはそう言っていたみたい)。
なんかおかしいな、とは思ったのですが、道路の途中で降ろされても困るし、格闘したら絶対負けそうなので、スマホを渡したら、1265ルーブルでマッチングさせられているという……。

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とりあえず、飛行機の時間もタイトだから、とにかく空港まで着けば良い、となすがままに任せましたが、やはりこういうドライバーは良くないので、低い点数をつけました。
またウラジオストクに行くかは分かりませんが、もうこのドライバーには当たらないようにはなったようです(でも、このドライバー、こんなことをやったら点数が落ちるのは分かっているだろうに、なんで、こんなことをするんだろう)。

海外旅行の一番の目的は生きて帰ることだから、その点は仕方ないのですが、配車アプリもやはり怖いところはあるなぁ、と良い勉強になりました。

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ウラジオストクの決済事情

さて、ウラジオストクの決済事情。
韓国、中国からの観光客が多いこともあり、アリペイ、WeChat Payに加え、サムソンペイ、HUAWEI Pay、OPPO Payなどあまり馴染みのないものにも対応している感じでした(もちろん、店にもよる)。
でも、主流はApple PayやGoogle Payみたいです。
クレジットカードもVISA、マスターカードに加え、JCBまで使えるようでしたが、アメリカンエクスプレスはあまり受け付けていないようでした。なぜだろう。

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では、ロシアオリジナル決済手法はないのか、とトラベロコさんに聞いたら、下の写真の「ズベルバンク」(ロシア最大の商業銀行であるロシア連邦貯蓄銀行)というところがやっているズベルバンク・オンラインというアプリが便利とのこと。

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電話番号を通じて繋がることでLINEのトーク画面みたいなところから個人間送金ができるし、その応用でお店での決済にも使えるそうです。
やっぱり、ここら辺の、住民じゃないと分からない話は、トラベロコさんに聞くに限ります。
もちろん、ズベルバンクの銀行口座がないと使えないから、ただの旅行者では体験できないのですが……。

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人間交差点・ウラジオストク

今回のトラベロコさんはとても思慮深い大学生で、お話ししていてとても勉強になりました。
やはり質の良い情報というのは、お金を払ってでも入手するべきなのだと思います。

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