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ズレは埋まらないのか

付き合いが長くても、いつもどこか気を遣い、どこか遠慮してしまっている間柄。

こちらとしてはもうちょっとラフに付き合いたい、ただそれだけ…。

それが最近になり、彼女との間にやたらズレを感じてしまう自分がいる。

過去に記事にしたことのある例の彼女。
あれからも定期的に会ってはいる。

他人なんだから考え方が違うのは当たり前。
だけど縁があって出会い、相性がよかったから今も彼女と繋がっている。

ただ、今感じているのは、これまで長い年月にわたり積み重なってきたズレ。
最近とくにその部分に焦点を置くようになってしまった…。

わたしはどちらかと言えば、白黒ハッキリしたいタイプ。
お互いに気は遣っているけれど、性質で言うとわたしのほうが彼女よりも気持ちを強く出してしまっているのかもしれない。

だから遠慮の度合いが高い彼女の方から、もっと普通にこっちに来てほしいと感じているんだろうと思う。

自分に起きたある出来事を彼女ならこんなふうにとってくれるだろう、なんて思ってしまっているのかもしれない。
それがそんな反応じゃなかったりする。
そんな返しなん?的に…。

もっと笑ってよ!とか、突っ込んで!とか、知らぬうちに勝手に彼女に強要しているのかもしれない。

もう随分前のこと。
彼女と旦那さんの会話でわたしの話題になったそうで。
そのとき旦那さんに言ったのは名前じゃなく「〇〇の子」という表現だったことに落胆した覚えがある。
相当付き合いが長いのにそんなものなのか…と少しショックにも感じた。

「何日の週でね」と、次に会う日が決まっていたはずなのに、近づいてきたのでその日程を決めようとしたら、そのときになって「何日の週のほうがいい」と急にひっくり返されたり、話している最中にハハ!っと笑われたり…
(決して笑う話しではなかった)

合わない人にやってしまいがちな、笑ってごまかすってこと経験ありませんか?
その人の話しを聞き切る前に笑ってしまうってやつ。
おもしろくもなんともないのにね。

笑われても別にどうってことはない話題ではあったけど、決して笑う内容ではなかった。
そのときの違和感がここ最近で深く感じてしまった彼女への気持ちだった。

積み重なったモヤっと感はいつの間にかズレとなり、やがて目に見えるような、手のひらに乗るくらいの大きなかたまりになっているような気がした。
そのかたまりは小さくなっていってくれるんだろうか。

お互いに子供がいないから、合う部分は大きい。
もちろん彼女にもわたしにもお互い、子供がいるのが当たり前な子とも付き合いはある。

子供がいないなりの話題や、子供がいないことによって肩身の狭い思いをしている部分で言えば、彼女としか分かち合えないところはとても大きい。

お互い好きで子供を持たなかったんじゃないから。

そんな彼女だけど、これまでの付き合いを自ら放棄しようとは思っていない。
大切な友達のひとりだから。

だけど、どうも感じてしまうズレがちょこっとずつ大きくなっていることは否めない。

なぜそんなところに焦点を置くようになってしまったのか、自分でもわからない。

彼女と付き合いが続く以上、恐らくこの感情は消すことはできないだろうと思う。
たまにこうして記事にしようと思うほど、考えてしまっているのだから。


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