この1週間は、選挙週間だった。

会社近くには、候補者の事務所があるので、選挙週間の初日は、外にパイプイスや、横断幕やらをセッティングして、出陣式を行っていた。候補者の決意表明や、太鼓を叩く音まで聞こえてきた。

候補者を応援する人、ご近所さんなど、多くの人が出陣式に参加していた。朝から出陣式の準備をして、たくさんの人の協力のおかげで、候補者も選挙に出られているのだなと思った。

また別の日には、車を運転していると、選挙カーの声が聞こえてきた。

ちょうど信号待ちだったこともあり、候補者が車から降りて、手を振りながら歩道を走る姿が見えた。その候補者は女性で、爽やかな白いセットアップのスーツに、足元はスニーカーを履いて走っていた。その後ろには、候補者の仲間であろうスーツを着た男性が、後を追って走っていた。

手を振りながら走る姿に、青い春の風（つまりは青春）を感じた。

候補者は、自分を応援してくれる仲間と共に準備をして、この1週間に全力を懸けるというわけだ。

これってまさに「大人の青春」だなと思った。（決して選挙活動を軽視しているわけではございません！率直にそう感じたという個人の感想です）

学生時代は、体育祭や文化祭やらで、みんなで一つのことをする機会が自動的に設けられていたけど、大人になると、そんな機会はほとんどない。

会社では、チームを組んでプロジェクトを行うことはあるのかもしれないけど、やりたくてやっているというわけではないと思う。「仕事だから・・・」という、しぶしぶスタンスでやっている人も少なくないだろう。

あんまり選挙事情が詳しくないから、本当のところはわからないけど、選挙は立候補しなくてもいいけど、自ら立候補しているところが、会社とは違うところなのかなと思う。

市民のため、町を良くしようと思う心意気、それに賛同し仲間を集める人望、多くの人を動かす統率力、選挙に出馬するための経済力などなど。立候補する人って本当にすごいなと思う。

そして、

選挙期間までに仲間とともに準備を行い、
選挙期間になれば、選挙活動を全力で行い、
投票日には夜遅くまで、当選結果を待ち、
当選したら、仲間とともに大いに喜ぶ。

選挙活動って、大人の青春だなと思った1週間だった。

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