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生きづらい人こそ、仕事を辞めるタイミングは自分で選んでいい


◉今の仕事を辞めることの「心の担保」が欲しい

仕事を辞めたい。

どうしても今の会社での仕事を続けられないと思い至った時。

あるいは、どうしても今の仕事は自分には向いていないと思い至った時。

今まで頑張って、踏ん張って、這いつくばって、そんな思いで仕事を続けてきて、もう転職するしかないと思う日が訪れることがあります。

ただ、そう思っていても、それでもやっぱり自分の我慢が足りないのではないか、という気持ちはどうしても拭えません。

周りの同僚と会社の行く末を話したりもするけど、皆なんだかんだで今の会社に勤め続けています。

自分自身の感覚としては、もうここで働き続けるのは無理だなと思っているのに、なかなか踏ん切りがつきません。

そんな日が続くと、自分が仕事をやめることの「心の担保」が欲しくなることがあります。

他人の行動に自分の思いを重ねて、その思いを自分が仕事をやめることに利用しようとするのです。

「あの立派な人までこの会社をやめてしまうんだ。」

「そんな会社なんだから、自分が限界になったって無理もないんだ。」

「だから自分がこの会社を辞めることは間違っていないんだ。」

わたしは今までの会社でもそう思うことで、自分をなんとか保ってきたところがあります。

◉自分の人生の裁量を他人にゆだねなくてもいい

でも、今はこう思います。

自分の人生の裁量を他人にゆだねなくてもいい。

必死に踏ん張って生きてきて、本当に無理だと思ったら無理でいい。

自分の今までの頑張りが本物かどうかに、他人の承認なんて必要ない。

わたしと同じように、あなたも頑張って頑張って、心身ともに擦り切れてしまったのなら。

アダルトチルドレンと自覚しながら、生きづらさを抱えて、もうやれるだけやったのなら。

頑張りつくして、いつ限界を超えてしまったかもわからなくなったあなたは「サバイバー」です。

あなたの一生懸命に、他人の承認なんていらないんです。

あなたの頑張りの根拠を、他人に求めなくてもいいんです。

◉他人の目が厳しい世の中だからこそ

そうはいっても、日本では仕事を辞めることに対しての厳しい目がありますよね。

「根気や頑張りが足りない」

「甘えだ。そんなのでやめてしまったら、どこでもすぐに辞めてしまうぞ」

そんなプレッシャーが未だに強いように感じます。

「自分を信じられないから、自分が尊敬する誰かを信じたい気持ち」というのは、仕事をする上で大切な時もあります。

でも、あなたの頑張りを、誰かに証明する必要はないんです。

あなたの頑張り過ぎた限界を、他人に証明する必要はないんです。

今の会社の中で、あなたの目標としている人が辞めるまで待ち続けて、体と心を痛め続けなくてもいいんです。

その人が会社からいなくなる理由を、自分に重ねる必要はないんです。

向いてる仕事ではないとはっきり自覚しているのに、「その通りだよ」と他人に承認してもらわなくてもいいんです。

自分が認めている人たちが辞めるような会社だったんだという思いを抱えると、恨みにも似たような気持ちを長く持ってしまう恐れがあります。

それは「自分が頑張ってきたという誇り」に気づけなくなるくらいの強い負のエネルギーを持っています。

もう、自分で自分に後ろ指を指さなくてもいいんです。

◉自分を動かす主体を自分に取り戻そう

あなたが転職という次のステップに進むのに大切なのは、自分が精一杯頑張ってきたという事実をしっかりと自分で認めてあげることだと思います。

その上で、仕事を辞めるにあたって次はどうするのかというのは、慎重に考えていけばいいと思います。

何も考えずにやみくもに辞めてしまっても、あとで自分を傷つけてしまうことになりかねませんからね。

それでも、仕事を辞める最終決定をするのは、あなただと思うのです。

自分の背中を押すのは、他の誰でもなく、自分でありたい。

自分を動かす主体を、自分に取り戻しましょう。

自分の人生の主導権を、自分に取り戻しましょう。

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