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障害持ちという再認識

セミも泣き始めてきて鬱陶しい夏の暑さから逃れられない季節になりました。
皆さんこんにちは。

盛大にやらかしたなと言う感じなので記録として残しておく。
私は前からこのブログでは書いている通り、双極性障害2型という診断を食らっている。
その中でもラピッドサイクラー(急速交代型)と言うやつらしい。
だけど自分自身では1型なのではと思うこともあるけれど。

多分きっかけは高校の時、頭痛薬として出されてた薬が抗うつ作用があって、それをきっかけとして衝動的な行動が出現(屋上からアイキャンフライがいい例)

その後、半年ほど不登校を続けた。
思えばこれが私の躁鬱発症だったのだとは思うけどその時は精神疾患の存在もましてや躁鬱秒なんてものも知らなかった。
なので放置して数年経過。
仕事なり家のストレスなりで急速交代型に移行したって感じだろう。
 鬱絶頂期から4年かけて去年やっと社会復帰した。
最近では躁鬱の症状も安定していて穏やかな日々を送っていた。

しかし。

昨日私はやらかした。

「躁鬱の薬を飲み忘れた」

朝の薬を会社に持っていくのを忘れてしまい飲むのが夜とかになってしまったのだ。

半日くらい大丈夫だろう。 
と、なぜ私はその時思ったのだろう。
前回も薬忘れて大変だったのに。

私はいつも薬を飲み忘れた時は軽く軽躁状態になることがある。
行動力が異様にまして色々なところに出かけたり、時には人に迷惑をかけたりする。

朝飲み忘れたらそれが昼間に起こり、そしてその反動で夜は体が動かなくなる。
だけど頭はめちゃくちゃ動く「混合状態」と言うやつになる。
そしてその状態をほっといたり無理して動いたりすると鬱状態に移行する。
この状態は「気分が躁」出体は「鬱」の状態。

そしてもちろんその逆の時もある。
「気分は鬱」「体は躁」
この状態が一番最悪だ。
そして昨日は不幸にもこの状態になったのだ。
とにかく思考からが死にたい、死ななきゃ行けないという思考が抜けず、どんなに気を紛らわそうとしてもその思考が頭から抜けない。
その状態の中でのみなぎるエネルギーは私を衝動に駆り立てる。

もちろん私自身は別に死にたくないので必死に押さえつけようとする。
隙を見せたら逝っちまうからだ。
私の頭の操縦席に見知らぬ誰かが乗っている。
カマキリに寄生するハリガネムシみたいなものだろうか。

思考と心がばらばらで体も心もしんどい。
過呼吸になり心拍も上がる。
それが混合状態というやつだ。

よかった、念の為明日は有給取っといたんだ。

夜中に散々泣き散らかして頓服で出された抗うつ剤のオンパレードを飲んで相方の睡眠を犠牲にしながら私は眠りについた。

夜中付きっきりで看病してくれた相方に本当に感謝している。

と、こんな事をやっていると「あぁ、私はやっぱり病人なんだ」と再認識させられる。
仕事もなかなか続いてきて、大学の勉強も頑張って目標も持って、もう

障害治ったんじゃね?と心のどこかでは思っていたのだ。
忘れかけていたそれを薬1粒のみ忘れただけで否応にも突きつけてくる。

そしておもう。
薬で押さえつけている私の思考と感情はとても穏やかで過ごしやすい。
私は土台に双極性障害という人格が乗っかっている。

なら、本来の私ってどういう人間なんだろう。
それはきっと、私も私で本当の自分を知らないんだろうし、知ることは出来ないんだろうと思った。
そう思うと少し寂しくなっていた。
これから先私は、これから会う人も、前からの知り合いの人とも本当の意味で「本来の私」と接することはできないんだろう。

と、ここまで思ったことを書き散らしてみたがこれをよんだ双極性障害の人はもちろんのこと、双極性障害を知らない人も、双極性障害ってこんなやでと知って貰えたらいいのかなと思う。

ちなみに今の私は抗うつ剤のオンパレードが効いたのか比較的元気です。
(昨日のネットの検索履歴とか見るとゾッとするくらいには笑)

やっぱり人間健康が1番っすな。



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