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語るなかれ 聞くなかれ 【旅日記】

なぐなぐ一味いちみの旅日記、最大のピーンチ!!

本日は、なぐなぐツーリスト(なぐツー)のツアーに参加いただき、ありがとうございます。 本日は、山形タビの終盤、湯殿山ゆどのさんへの旅へと、ご案内いたしましょう (^^♪


なぐなぐは、悩んでいた

目の前に立ちはだかる壁

これが、なぐツー最難関のプロジェクトになる。


風の中のす~ばる~ ♪
砂の中のぎ~んが~ ♪
みんな何処へいった~

地上の星 中島みゆき


プロジェクト えーっくす!!


語るなかれ 聞くなかれ

羽黒山はぐろやま月山がっさん、そして本日訪れる湯殿山ゆどのさんをあわせて出羽三山。一番情報が少ないのが、湯殿山ゆどのさん

なぜなら

「語るなかれ、聞くなかれ」 だからだ

つまり、人に詳細を伝えてはいけない。また、詳細を聞いてもいけない。この戒律が現代でも守られている。湯殿山の神域においては、写真撮影はおろか、おはらいを受けたうえ、裸足はだしで参拝する必要がある。


この状況で、書けるのだろうか・・・


ココ湯殿山は、すごーく魅力的で、皆さんにおススメしたい場所。超ド級な場所なのだが、詳細は、「語るなかれ」・・・どうすりゃいいのか

悩んだ末、公式ホームページなどを見て、ここまでなら伝えて良いだろう、と思う範囲を確認。そして、自分自身が計画した際に、情報が無くて困った事項を補足してお伝えしようと思います。(特に、どれくらい時間が必要なの? という情報がなかったんです)

ギリギリ旅の記録
それでは、はじまりはじまり~


前線通過

前日は、湯殿山あたりに豪雨が襲ったようだ。
昨日の、山寺との行き先交代が功を奏したか、山形市内から西向きの高速道路にのるとすぐ、太陽が顔を出す。

山形市から鶴岡市への山間部を抜ける高速道路、中間の山岳部だけが一般道に切り替わる。かなりの高所を走る。その途中に、「湯殿山」への分かれ道がある。

目指すは「湯殿山レストハウス」
カーナビ行き先に、迷ったらココです。

途中で、道が細くなるが心配はいらない。カーナビさんを信じて進もう。「え?この先に進むの?」と思ったら、質素な料金所(湯殿山有料道路)が現れる。

あってるあってる、ほっとする瞬間だ。


錯綜さくそう

営業開始早々の有料道路を走り抜け、レストハウスに到着したのは、8:30過ぎ。駐車場には、すでに車が何台も停まっていた。

ところが、なんだかドンヨリした雰囲気。


車止めでロック! 1mmも動く気配ナシ


ここレストハウスから、湯殿山本宮までは送迎バス(5分)に乗るか、舗装路を歩くか(20分強)の2択。我々は、もちろん歩きたい!
ただ、素足で参拝との情報を得ていたので、足が汚れても大丈夫なサンダルにすべきか、歩きやすいトレッキングシューズにするかで、悩んでいた。

決断できず、情報収集のため、レストハウスを一巡すると、おぉ、足拭きタオルが売っていた。よし、タオルを手に入れ、トレッキングシューズで行こう。まだ、バスは動く気配がない。階段に座り、どんよりたたずむ人々を尻目に、歩き始める。

待つのは嫌いだ。先に進もう。

急流のぼり

前日からの豪雨の影響が残り、アスファルトには水が溢れていた。気を許すと、ナシ汁ぶっしゃーてな感じに、靴に水しぶきがかかる。トレッキングシューズで正解だ。


側溝が土砂で埋まり、水が道路に溢れて、川の流れのようになっていた。

あーあー、川の流れのよーにー


黄線の内側を歩きましょう と、言われても・・


側溝の土砂を掻き出している、おじさんがいた。かたわらを抜けようとすると、少し怒気をはらんだ口調で、

「本日は、参拝やらんよ」

だれだ、参拝者を上にあげたやつは・・
と言わんばかりの口調

え~ そんな・・・


一瞬沈黙のあと

上まで歩くのは、構わないでしょうか?
恐る恐る尋ねると、

「いいけど、今日は本宮はけないから、参拝はできんよ」



錯綜つづく


20分強歩くと、売店が見えてきた。

そして、脇の参道への登り口
ココから先は、写真撮影禁止
と、注意書きの立札

いよいよココから先が、神域らしい。

本日、参拝できるんですか?

横の売店にいる人々に聞いても、「さぁ」わかんねえぁ
とのこと。

思い切って、階段を登る。

えい!

ままよ



◇◇◇



結果オーライ

ふぅ、

なんとか、参拝も済ませることができた。神域を出ると、少しカラダが軽くなった気がする。

コトバが難しいが、静かに興奮しているという精神状態。

脱皮したというか、一皮むけたというか、すがすがしい気分だ。

これが、湯殿山かぁ、そういうことかぁ
途中で掃除をしていたレレレかえれのおじさんを信じて、引き返さなくて良かった。参拝しないと、一生後悔するところであった。



来た道を戻り始めると
送迎バスが、大勢の参拝客を乗せてきたところであった。


水がひいて乾燥し始めたアスファルトを、脇の緑を眺めながら、のんびり歩く。


仮面ライダーは、オイラがモチーフなんだぜ!



「湯殿山レストハウス」に戻ってきたときは、10時半くらい。まだまだ、一日は始まったばかりだ!

さて今日は、これからどこへ行こうかな?




(おしまい)



山形の旅日記、
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