最強アイテム日傘の認識

せんじつ、日差しが強く暑くなる日の早朝、実家まで足をのばしました。
比較的近所でもあるため、しばしば足を運ぶのですが、当日は両親といがいと長時間おしゃべりをして、食事までごちそうになり、すっかり帰宅予定が遅くなり、昼下がりの一番暑い時間に実家を出発することにしました。

自宅を出る時、まだ日差しが強くなる前だったので、日よけになるものを準備せずにうっかり出かけてしまったのですが、母から「使っていないから」と黒い女性物の日傘を借りることができました。

雨の日以外で傘をさすのは、じつは初めてのこと。

毎週配信中のメルマガでは、初夏の養生として日傘をさして外出することをおススメしているのですが、僕自身、日傘を使うのがこれが初めてです。

強い日差しの炎天下、建物を出る時おもむろに日傘を開いてみます。
なるほど、軽い。
雨傘と比べれば、かなり負担なく傘をさし続けられます。ちょっと強めの風が吹くと頼りない感じもしますが、そんなときには傘を閉じればよいかと。

傘をさして最初の角を曲がる頃、「日傘って、すごい!」という感動が。

帽子やサングラスなど、あるいは長袖の上着で日よけをして、道中の日陰を探しながら歩いていたあの心配が全くない。
自ら「日陰をうみだす日傘」の驚異的な威力を体験することで、肌で感動することができました。

強い日差しの中、街中を歩いていても、暑さの負担が全く違います。
初夏の頃、まだ風はさわやかなので、日陰でさえあれば歩くことの負担はかなり減ります。

さわやかな風を日差しの心配なく歩くことができる。
これはぼくにとって、かなり画期的なことでした。


あれから実家に足を運んでいないので、まだ母に日傘を返していないのですが、これを機会に自分の日傘を購入しようと決意しました。
さて、「使ってないからあげるわよ。」という母からの申し出があったらどうしよう、という一抹の不安がよぎったのは、決意と同時。
黒い(めだつほどではないけど)花柄のついた女性物の日傘に、ふと眼を落しながら、さて、と「もしもの親子の思いやり」について考えてしまったのだったとさ。

メルマガ・鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」222号にそえて

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