美容の鍼灸

しばらく前から「美容鍼灸」というものが世間で受け入れられているようです。
とかく「化粧」や「おしゃれ」というものに関心のない僕は、「そっち方面」だと思い、あまり関心がありませんでした。

このたび、鍼灸院で「女性のための痔と美容の鍼灸」を始めることになりました。7月からのスタートにむけて、現在、いろいろお支度をしている最中です。
そんな「痔と美容の鍼灸」という視点で「美容」というものをあらためてとらえてみると、「美容」には鍼灸が必要だという結論に。

僕たちの取り組む「美容鍼灸」は、けっして巷の一般的な「美容鍼灸」ではないでしょう。
そもそも、世間で受け入れられている美容鍼灸に首を突っ込むつもりもなく、自分たちの技術の幅の中で「病気の回復」「健康維持」の先にある「美容」というものと向き合うつもりなので、比較のしようもありませんが。

僕たちの鍼灸では、体調不良の症状回復や軽減だけでなく、その先にある健康の維持、というところまで踏み込んで臨床に取り組んでいます。
そのため、セルフケアのお灸や食事をはじめとした生活習慣のアドバイスやピンポイントの体操やツボケアなどもお話してきました。

具合が良くなれば、元気に健康を維持できるようになります。そして、その先のワンランクアップの美容というところまでいきつくことができるわけです。
そんな健康のワンランクアップが「あった」ことに気が付き、では、我々が取り組んできた鍼灸臨床は、そもそも「美容鍼灸」ではないのだろうかと。

慢性的なわずらいをもっていると、毎日がつまらなくなります。そんな代表が「痔」でしょう。
日本人の二人に一人は患っているという話から、まずはここから鍼灸を役立てていただけたらと思います。
もちろん、「痔」ばかりが長らくつらいわずらいではありません。
頭痛や肩こり腰痛、ココロの煩いや、女性のカラダの仕組みのトラブルなどは周期的にめぐってきます。

カラダに不安のないくらしを楽しめるのって、「病む」ことであらためて気がつくことができます。

病気も「罹り損」にならないように、前向きに上向きに鍼灸施術で前向きに、上向きにお手伝い。

そんな鍼灸が存分にできるように、まずは僕自身、「動く薬=太極拳」でセルフケア。
いい息を吸いながら、ちょっとちょっとの気づきまで。

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