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思いつきの鍼灸日誌【突然の肩の痛み】

【秋は気温差に要注意】
晴れた日中は、おひさまのおかげで、ポカポカ陽気。
あったかい日だまりの中、お出かけできるのは幸いなのですが、真昼間でも日差しは真横から「我が眼(まなこ)」に直撃してきます。

それでも、夕方17時には日がすっかり陰り、秋のお日様はつるべ落とし。
さっさと肌寒くなります。

【着るもの、こまるんだよねぇ、とひんぱんに耳にします】
朝夕と日中との温度差は、この時期、お出かけの装いに「とまどい」を思わせます。
「コートを着ていったらいいのか」「ダウンはどうだ」「セーター着たら、きっと汗かくよねぇ」などなど。

体温調整できない装いで、ウッカリ外出してしまったときには、厚着で汗をかいたり、薄着で寒風に吹きさらされて、すっかりカラダの芯から冷える始末。

【気がつかない痛みの原因】
そんな芯から冷えるカラダも、なんとなく普段通り過ごしていると、意外と気がつかないもの。
気がつかないで「体中こわばっている」という事実は、なにか対策をしないと取り払われないもの、だったりします。

そう、「気がつかない」ということは、「カラダに自覚がない」→「カラダの不都合を対処しない」というロジックが出来上がります。


【カラダは「感じ」ないと、回復しないのだよぉ】
そもそもカラダは、「違和感」「不都合」「不愉快」がきっかけとなり、「居心地のよいバランス」をとりもどそうと働き始めます。

「痛い」「つらい」「くるしい」「かゆい」「固い」などなど、こんな不愉快さがあるから、カラダは「なんとかしよう!」と奮起して、不都合を払しょくしようとする。


【何気ない、で、事故やケガ】
でもでも、気がつかないで「体中がこわばっている」と、ウッカリいつもと違うことをして、ケガや病気をすることもあります。

たとえば、何の気なしにやった「腕立て伏せ」。

いつもやりつけていないのに、突然、思いついてやってみた、なんてときに、カラダを傷めることがあります。

そんな突然のカラダの痛みを訴えて、鍼の施術を受けに来られる人、いらっしゃいます。

【腕立て伏せで痛めた肩の原因さがし】
触れてみれば、幸い、骨や筋肉に傷はないみたい。
痛いのは肩だけじゃなく、わき腹やわきの下、背中や胸のあたりまで、とのこと。
特徴的なのは、痛みが移動する、ということですね。

特定個所の痛みであれば、筋肉や骨、関節などの「動かないパート」のケガかなぁと思いつきます。

あちこち動く、ということであれば、これは「循環するパート」が原因しているのだろうなぁと。

たとえば、「血流」とかね。


【施術の対処は「めぐり」に照準セット】
施術は軽めに体表のこわばりをとり除くように、痛みを感じる場所の周辺まで、「ゆるめる」ということをしていきます。

※たとえば、皮膚を軽くつまむようにしてみても、良いんだよぉ。おススメは台座のお灸なんだけどね。

体表のこわばり感が抜けて、肌がじわっと汗ばむと、皮下の血流がよくなってきたサイン。

当初、原因かと思っていた「循環するパート=血流」の冷えからくる滞りは、回復してきたんじゃないかな。

施術後、肩や体幹部を動かしてもらって、痛みの際限がないのを確認して、施術は終了。


【秋の冷え込みは、体中に広がっているからご用心】
気になったのは、腰骨周辺のこわばり。

どうやら「腸の運動」と関係があるみたい。

今回は肩周辺の痛みとは関係がないので、生活習慣のアドバイスをするのみにとどめました。

※具体的には、過食と寝る前の食事はご法度。腸内の滞りが生まれると、腰痛の原因になるからね。


【お久しぶりの「note」更新のご挨拶】
さてさて、しばらくぶりに「note」を更新してみました。

日頃の鍼施術の臨床の記録や記憶を、なにかのカタチで書き留めておきたいなぁと、なんとな~く思い続けての本日。

またいつ、思いつくかわからないけど、「note」のことは気になっているから、また、近々更新したいなぁと思いつつ、本日は、筆をおきます。

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