ごわごわが治る頃には
家族、プライベート、仕事が目まぐるしく変化して、ついに、ってとこまで来た。
デッドラインに届くと、ひゅるるるるるるるって急降下して、モロに体に出るタイプだからつらい。今回は、顔まわりにアレルギー。
目の周りと頬が赤くって、ごわごわ。
髪、洗顔、化粧水、風、汗、日差し。全部がいたい。
こういう風に体に出て「あ、けっこうキツかったんだ」って気づくのは、私の悪い癖だと、毎回こうなるたびに思う。
でも、いくらキツくても、もう悔しさで心をいっぱいにしたくない。
Uターンして、抱きしめてあげればよかった。
痩せたほっぺを両手で包んであげればよかった。
もっと手を握ってあげればよかった。
最期の横顔を、まだ覚えてる。
心の中が後悔ばっかり。
笑顔の思い出を心の中からほじくり出しても、すぐに後悔で上書きされる。
吸いつく肌の冷たさが蘇る。
涙がボタボタして、ごわごわに沁みる。
笑顔で見送れるんかな。
ごわごわが治る頃には。
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