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2023年12月 本とかの感想

前置き

自分の読書を振り返ったとき、基本的に「本は読んだらそのまま」というのが多かったので、たまにはちゃんと咀嚼して一言感想をメモしておこうと決めました。飽き性なのであまり続かないと思いますがとりあえず3ヶ月くらいはやろうかと。(もし1ヶ月で本を1冊も読まなかったら書けませんけど)
基本的に読了、あるいは一区切りついたもののみ書いてあります。本のほかにゲームやテレビ番組、配信等も書いたり書かなかったり。また、連載形式の作品等は基本載せない方針です。
当然ながら色んな作品のネタバレがあります。核心に触れるようなネタバレは避ける予定ですが、完全初見で挑みたい方はご注意ください。
あと本文は常体で総括は敬体です。

感想

11日(月)
喰霊1巻
幽霊が見える少年が、謎の霊を使役する少女に出会い、環境省?で悪霊退治のバイトをすることに。
霊が見える、剣術の心得がある以外は読者に比較的近い主人公。どうしても一般人に近接戦以外のイメージはしづらいので、導入としてはわかりやすい。
命の危険があるとはいえ、自身の資質を十分に活かせる仕事が向こうからやってきてくれるのはいいなー、とちょっと羨ましく思う。

13日(水)
田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~3
某密林サイトで無料配布していたので読んでみた。
なろう系や異世界系は別に好きでも嫌いでもなく、面白い作品なら好きだし面白くない作品なら嫌い。この作品に関しては、個人的には嫌いじゃない。読ませる文章だったり圧巻のストーリーだったりがあるわけではないが、深く考えず読むことができる。こういう小説も必要だと思う。あと主人公の田中が割と好き。心の中は性欲まみれだが、それを表には出さないように心がけ(表に出ていないとは言っていない)て、各人に対して真摯に接するあたりが彼の魅力に繋がっているのかもしれない。まあいくら回復魔法つよつよでも自分なら戦いの矢面に立ちたいとは思わないし。
シリーズものとして見ると十分に読める本作だが、1冊の本として見ると評価をやや下げざるを得ない。
元が『なろう』に連載されていた作品なのでしょうがない部分もあるだろうが、エピソードの区切りが個人的に気に食わない。始まりは2巻の戦争エピソードの続き、そして終わりは主人公が与えられた領地に到着する寸前。普段読む本が巻ごとに完結もしくは一段落する作品も多いからか、いまいちしっくり来なかった。2巻を読んだのが割と前だったので内容をすっかり忘れており読み返す羽目になった。まあそれはちゃんと覚えていなかった自分が悪いと言えば悪いのだが。
書き下ろしの作品でも上中下巻分かれることがあるし、シリーズ物の大きなエピソードだとどうしても巻をまたぐ必要が出てくる。読者に次巻への興味を持ってもらうため、やや中途半端な終わり方になるのは仕方ないのかもしれない。漫画とか特にその傾向あるよね。

Fate/Grand Order 期間限定イベント
「激走!川中島24時 ぐだぐだ超五稜郭 殺しのサインはM51」
(11/29〜12/19)
コハエースやぐだぐだエースでおなじみ、経験値先生による通称「ぐだぐだイベント」。本来の型月世界とは異なる設定の元で輩出される偉人たちにはコアなファンも多い、その何回か目のイベント。
物語の内容は川中島あたりを24時間で激走して超五稜郭がぐだぐだする、殺しのサインはM51という感じ。配布サーヴァントは星4雑賀孫一、ガチャには星4永倉新八、星5武田晴信、星5上杉謙信が登場。

内容としては、いつも通りぐだぐだした安定の面白さ。適度にぐだぐだしつつ締めるところは締めるというのは物語の鉄則でもある。味方キャラだけでなく敵キャラも妙な魅力があり、ゲームへの実装が楽しみになった。
しかしこのイベントで一番印象に残ったのはやはりレイド。ほかのゲームだと「レイド」は協力して一つの大きな敵を倒すというイメージで、FGOもお題目はそれとほぼ同意ではある。ユーザーは1回の挑戦毎に最大で1体の敵を倒すことができ、倒した数によって敵の在庫が減っていき、0になれば討伐完了というのが大まかな流れになる。一見ただの協力要素に見えるが、実態はユーザー間での素材の奪い合いだ。1回倒す毎に通常よりも美味しい報酬が得られるので、プレイヤーは嬉々として敵を狩り続ける。より多くの報酬を得たいプレイヤーからは数々の迷言が生まれ、それは今回も例外ではなかった。いや正確に言うと次回以降の布石が生まれた。(次回のレイドが瞬殺に終われば、「服部君は一人でもっと耐えたぞ」と言われるに違いない)

今回もレイドは大いに盛り上がり、あまりにもアクセスが殺到したためサーバーに負荷がかかり一時はまともに戦闘へ入ることが難しかったほどだ。実際に参加した身としても、美味しい素材をそれなりに貪ることができて満足。周回数はさほどでもないが、こういうリアルタイムで状況が動いていくイベントというのはソーシャルゲームならではだ。RTSとかはそんなに好きじゃないんだけどね。
それにしても、「素材の不味さで人類悪の侵略を阻止し、邪馬台国を滅ぼしかけた男芹沢鴨」に対して、「ドロップの美味さでQPをカンストさせることで人類悪の動きを鈍らせ、部下のガッツによって侵攻を遅延、到着こそ許したものの全滅することなく耐え切った伊東甲子太郎」は真逆のアプローチながら似た成果を生んだあたり、根源に至るためのアプローチも様々な形が許されるんだろうなと思った今日この頃。

あまり感想という感じではなかったので、最後簡単に。
蛍ちゃんかわいい、レイドたのしい、シナリオよかった! 以上!

追記:
「新選組と馴染みの深い邪馬台国初代女王が予知して助言した結果、隊服の中に水着を着てジェットで飛ぶ新選組一番隊隊長」って文字に起こすとすごいね。


Fate/Grand Order 期間限定イベント
「雪原のメリー・クリスマス2023 ~7days / 8years Snow Carol~」
(12/22〜12/31)
日替わり4日目の90+クエストがいかにもネモサンタ使って周回しろと言いたげな編成。絆ボーナスもあるので思惑に乗せられることにした……が。これってネモサンタがプレゼントを配る際、負担が少しでも減るようにというお題目のはずなのに、こんなに彼/彼女をクエストに連れ回していいのだろうかと不安になる。まあ藤丸が影鯖召喚してるだけでサーヴァント本体に疲れはないのかもしれないが。だいたいそれを言うんなら、スタメンでなくとも控えには毎回ネモサンタを入れて周回しているので、その時点で思い切り負担を与えていることになる。
ストーリーも割と好きな内容で、配布サーヴァントのスキル名やボイスがシナリオのちょっとした伏線になっており、ゲームならではの体験だなと満足。ここらへんは小説やノベルゲームにはない楽しみかもしれない。

あと大した話ではないが、イベントの周回で手に入れたアイテムを引き換えるとき(ボックスガチャを回すとき)、ネモサンタとマリーンが入れ替わる演出でややテンポが悪くなっていたのが気になった。まあ交換時いろんなキャラがいるとにぎやかでいいのだが、10箱開封以降はキャラクターを固定できるようにしてほしかったところ。

RIDDLE JOKER
共通ルート
個別ルートをやる前の感想。
全体的に面白かった。現実と似ているけれど、アストラル能力(超能力みたいなもの)やそれに連なる技術が存在する、すこしふしぎな世界。その中で、主人公は表沙汰にできない案件を担当する組織の一員である。こういった設定の説明が合間合間に挟まれており、前情報がなくともわかりやすい。学園と異能と暗躍系の組み合わせがちゃんと融和しており読んでいてワクワクする。
また、シナリオだけでなく音楽や演技、イラストの立ち絵差分にスクリプトもしっかりしていて、総合芸術としての完成度も高い。近年割とメジャーになったSD絵を適切に使うことでメリハリをより表現できているのもポイントが高い。今のところ主人公の妹、七海がロープでぶら下がっているシーンのSD絵がお気に入り。あとお気に入りボイス機能便利ね。

キャラに関しては、現時点だと三司さんと式部先輩が好き。でも一番好きなのは主人公かもしれない。もちろんほかのキャラクターたちも好きだが、理事長と担任教師に対してはまだ警戒が残っている。友人枠の恭平が黒幕という展開もゼロではないが……似たような展開は別のゲームで見たしそっちは勘弁願いたいところ。

追記
BGMいいな、サントラ買おうかなとか思って通販サイト覗いたらもう新品はどこにも売っていなかった……5年前のゲームだししょうがないのかもしれないが。DL販売なら売ってないかとも考えたが見た限りでは1サイトでしか売っていない、しかも売ってあるのは非可逆圧縮。ハイレゾとは言わないので、せめてCD音源も売ってくれないかと思う。必要なら自分で圧縮するからさ。

総括

常日頃から十分なインプットをしたいと思っているのですが、12月は割と忙しかったのもあり、あまり本を読んだりできませんでした。それ自体は仕方ないかなとも思うんですが、ほぼ毎月そう言ってあまりインプットできずにいるのが問題かなーと。本気でちゃんとインプットしたいなら読む時間を決めてしまうとか、スケジュールに組み込んでしまうとか色々やりようはあるのですが、他のやることほっぽりだして読書だけしているわけにもいかないのがね……。Audibleみたいなのを活用しようとした時期もあったんですが、ほかのことやりながら耳で聞いてもほぼ頭に残らないというか。まあ無駄にネットサーフィンとかやってる時間を減らせばなんとかならなくもないんでしょうけど。
この記事を読んだ方で、読書量を増やすためのいい方法をご存知の方がいればぜひご教授ください。

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