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零式艦上戦闘機をつくる

デアゴスティーニの宣伝ではありません(苦笑)。

前回に引き続き、神谷哲史さんの作品を折っていこうと思う。

去年は紙を購入しただけでなく「おりがみはうす」にも行って本を大量に購入していたのだ。

一番の目的は、やはりこれ。
一般書店には流通していない。
郵送してもらうこともできるが、自分は必ずおりがみはうすまで行って購入している。


今回は、以前から興味のあった零式艦上戦闘機を折ろうと思う。

これまでも戦闘機は折られてきたがカウリング(エンジンを覆うカバー)の筒状の丸みまで再現されているのは衝撃だった。

折り紙雑誌で写真を見て憧れているだけだったが神谷哲史作品集3に折り図が遂に掲載されることになった。

しかし最近は折り紙から離れていたため、せっかく書籍が販売されているのに、なかなか買いに行くことが億劫になってしまっていた。

去年は親が入院して事実上一人暮らし状態だったこともあり、折り紙熱が再燃しかかっていたのだ。

が、部屋の片付けというか断捨離というか、三分の一以上の物を整理する大掃除にまで発展してしまい(何ヶ月もかけて)折り紙どころではなくなってしまった。

折り紙を折るのにもスペースが必要なためごみ溜めと化した部屋ではどうにもならなかったのだ。

そして紆余曲折を経て今に至る(苦笑)。


零戦に適した色の紙が家になく、余っていた紙(ビオトープ)35センチで折る。
上の写真は293工程のうち55。

折り筋を付けるわけだがエンシェントドラゴンより大変だった。

細かいだけでなく基準となる線がごちゃごちゃして単純に見ずらい。

僅かでもズレると後々折れなくなるので、ここは慎重に…


ここから本格的に折り込んでいく。

紙の使用効率化いい作品なのでエンシェントドラゴンのようにぶ厚くはならず折りやすい。

だいぶ戦闘機らしくなってきた。
紙の厚みはさほどではないが複雑に折り重なっている。

この段階ではタイヤもプロペラもない。

少しずつ蛇腹の襞を捻り出すように各部が折られていく。

火沢は自分で創作出来ないが、折り紙作家は設計段階でランディングギアやプロペラ(折り紙では各部の突起などをカドという)の長さを逆算して構造に組み込んでるみたい。

とんでもない技術。

完成が近い。プロペラやランディングギアの原型が折り込まれた。

しばらく細部を折り進めて…

ついに完成!
裏はこうなってる。隙のないデザイン。
正面が一番格好いいかも。
手に乗せると愛おしい。

折り紙というより模型(笑)。
タミヤの48分の1プラモみたいなサイズ。

正方形の紙一枚で、この再現度。

子供の頃では考えられなかった折り紙の進歩。

凄すぎる。

しかし今回の記事はここから本番(笑)。

久しぶりに「台座」を作る。

零戦単体だと少し味気ないんで…

大まかなイメージ。

中央が日の丸で右下が軍刀。
ダサすぎたか(苦笑)。

うーん、物足りない(苦笑)。

使用ソフトは懐かしきイラストスタジオ(笑)
質感フィルターが大変便利。

試行錯誤の末…

毎回ワンパターンなのだが、こんな感じでどうだろう。
う〜ん、軍刀が目立たなくなっちゃったかな…

しばらく検討が続き…
そもそも作品の位置が悪い、と。

台座の中央に作品を配置するとなると軍刀と日の丸の位置を再考しなければならず…

やはり軍刀を目立たせたいので鞘を追加。
梅の花も。
日の丸は赤くないと日の丸とわからない(苦笑)。
軍刀、日の丸、梅、零戦、流れが統一された。

正直、納得いかないところもあるが妥協しないと終わらない。

コンビニで印刷したが大きすぎた(苦笑)。
小銭が無いからもう、いいや…
100均で買ったスチレンボードに貼り付ける。
意外にいい感じ。
この角度がいい。
今回はこんな感じ。
それではまた!


















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