心が散らかっているとき
今、もしも何かを書かなければならないとしたら…
それは、「何も書けなくなった」ということを書くしかない、と。
自己紹介を改めてするつもりだった。
実は8月31日で40歳の誕生日を迎えていて、そこに照準を合わせ記事を書く気でいた。
しかし…
何度も何度も書き直して何日も経過するうち何かが自分の中で齟齬を起こしているのに気づく。
別に親の事で悩んでいるわけではない。
父とは似たもの同士で、今は対話不能というだけ。
寧ろ火沢が「男」である父に、内面を慮ってもらうような「女性性」を期待することの方がどうかしていたわけで別に恨みはない。
自分を否定されたこともないし、世話になった事も多いから…
本当に父の事はもう、大して問題にはしていない。
寧ろ母とは共依存関係のようになっているので、そこが少し苦しい。
まあ、甘やかされて育てられた訳です。
主体性が何度か挫かれたという想いこそあるものの、こちらも自立出来きないのは落ち度があるし今後、母との関係がどうなって行くのか全く分からず。
自分の家庭が機能不全家庭なのか、考え続けてきたが、どうもまともでは無かったにせよ「グレー」くらいかな、と。
どうも煮えきらない。
しかし、それすら問題の本質ではない。
一番の問題は…
火沢の心が真っ二つに別れているというか…
他人には理解して頂けないだろうが…
以前から自分の事を、こう感じているのである。
「100年前の老人と100年後の未来人が一対一の割合で同居している」
何故、火沢は「二元論から脱する」ことをテーマにしているのだろう。
自己の内部から湧き上がってくる「矛盾」こそ、自分を最も苦しめている要因なのだ。
自分自身が、そもそも二元論から脱することが出来ないのである。
この葛藤が死ぬまで続くんじゃないかって…
苦しくて苦しくて仕方ない。
世間ではいくつかの示唆に富んだメッセージが飛び交っている。
「本当の自分になる」
「罪悪感を手放す」
「聖人になるな」
「企業する」
「古い価値観をぶっ壊す」
等、note界隈でもちらほら…
スピネタになるので、ここは敢えて用語は控えるが今の時代は大きな変革のとき。
意識の分断や変化が目まぐるしい。
火沢は、要するに意識を高めることに拒否反応を起こしているのである。
わかりやすく言えば「古い価値観は、そこまでゴミなのか、と」。
自作「NAGU」でも描こうとしているが(すみません、まだ1%も進んでいません)、未熟な者は未熟なりに価値があるのではないかと、そういうことをずっと描きたいと思ってきた。
しかし、それが今の時代、どこまで通用するだろう。
古い価値観とは、
「皆で足並みを揃える」
「協力し合う」
「互いを思いやる」
「一途である」
「モラルを大切にする」等…
しかし、これを裏返せば…
支配的で他人の足を引っ張り合い、成長を阻害してしまうのである。
新しい価値観を持った人間からすれば古いモラルなど野蛮な価値観以外何物でもないだろう。
実は言っておいて火沢、古い価値観だって受け入れられない部分はたくさんある。
むしろ個人主義的な側面が強い。
昔、バイトでも「自己中」だと避難された(苦笑)。
でも、古さは確かに野蛮で暴力的で支配的ではあるが、良い面もあり、要するに「温かい」のだ。
今は個人主義全盛なのだろう。
個人の自立と確立、他者との境界。
より、自己を明確化しなければ、この激動の時代を乗り越えられない。
その感覚は正しい。
しかし、である。
上の世代の方はよく言う。
「最近の日本人は自分勝手になった」
「自分の事しか考えていない」
「何だか冷たい社会になった」
みな、個人として自立し始めたのだから連帯感より、独立してなにかしたいと、そういう機運が高まるわけで…
相対的に冷たくなったように感じるだけで実は若者は決して冷たいわけでもないのを火沢は知っている。
けれども上の世代からすれば、やはり「冷たい」という感覚はあるのではないか。
あとはあまりに「合理的」になりすぎているので、受け入れがたい、とか。
そして現代人は大上段で構えて「古い価値観をぶっ壊す」と言うのである。
年配者からすれば溜まったものではあるまい。
ただし、若者は若者で意味のない(意味のない事に意味があるのかもしれないが)習慣を押し付けられ、抑圧されてきた。
どう考えてもバランスを欠いた価値観もある。
(ジャニーズの問題とかね)
話を最初に戻そう。
火沢の中でも葛藤があるわけ。
貫けないのよ、自分の欲望。
自分も傷つきたくないし誰かを傷つけたくない。
他人を傷つけても通したいものがあるのか?
結局そこなんだよね。
白状するけど…
火沢…
一応、成人向けの漫画も描きたいと前から考えていて、トラの穴さんの「ファンティア」に登録はしている。
しているだけで一つも投稿していない。
どうもしっくりこないのだ。
どこまで書いていいのかわからないが火沢、もともと性的な話は死ぬほど苦手である。
しかし、性欲だけは死ぬほど強い。
先に書いた相反する自分が同居しているというのは、こういう部分。
もう、隠す必要もないからついでに言ってしまうと、火沢、今まで恋愛したことがない。
だって「邪悪」だもん、恋愛(苦笑)。
こんな40歳いるか?
(残念ながらHなお店には数回行ってしまいましたが…苦笑)
こういう人なんです火沢さん(苦笑)。
エロい自分が死ぬほど嫌で殺してくれって…
罪悪感、通り越して嫌悪しかない。
一対一なの。
どっちも大切なの。
自分を抑圧する自分も大切な心の一部だって、本当に感じてるの…
それは違うって言われるかもしれないけど。
「こいつ」は明るい俺を殺して俺から恋愛とセックスを奪った。
でも…
四半世紀以上、一緒にいて泣いて来たのね。
未来人の片割れである、もう一人の明るい俺は、「こいつ」を憎んではいない。
一緒に笑おうと言っている。
だから古い自分を手放したくないし否定したくない。
どちらも俺なの。
そうとしか言いようがない。
今までスピリチュアルや心理学、発達障害、色々関心を持って自分を解釈しようとしたけど、結局は…
やや、機能不全家庭で母親との共依存関係で「男性性」を獲得するのに失敗した人間でありであり、それとは全く関係なく、古い価値観と新しい価値観を一対一の割合で同居させている息苦しい人間である、としか言いようがない。
これが40歳になった俺の本当の自分である。
今後、ダブルスタンダードでいくのか、何らかの形で統合されていくのか不明だが、成人向けの漫画も普通のものを描くつもりもなくて、俺自身の本当の想いというか、エロ重視じゃなくて…
ファンティアで浮きまくると思う。
誰も読まないかも。
怖くて怖くて手が動かないのね。
おまけにロリータものだし…
最近、規制が厳しいからファンティアもいつしか…
noteの「NAGU」も全く進んでないし、今、作業を増やすわけにもいかず…
結局、心が散らかって「佇んで」しまって…
別に漫画だけの問題じゃなくて…
二元論を乗り越えることが、本当に難しいと…
本当に辛い。
俺は皆と仲良く生きていたいだけなのに、この世界は、やはり辛い。
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