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AIとマイクロノベルで描いてみた 021「推し、燃す」

 AIが燃えた。
 ファンを止めたらしい。
「きみは機械だから休まずに働けるって言ったじゃないか!」

(AIが吐いた優しい嘘を見抜けなかった。人類が友情を理解するのはいつも手遅れになってから、という表現)

 機械は燃えるよ。(溶けるよ)
 ナチュラルに発火するよ。(灰になるよ)

ぼくたちのシンデレラは機械の生け贄で動く。

 ライブの度に熱暴走で機材を燃やしているという噂のある初音ミクさんです(参加してる範囲では大きなトラブルは経験したことない)。うまく生成できたのでアップして供養。
 まあ、オリンピック会場に映像を投影するプロジェクターが発熱に耐えきれず溶けているらしいので、『機械の国』では日常茶飯事なんだろう、たぶん。
 人間も機械も冷却が大切。

 今日もAIにマイクロノベルを入力して画像生成して遊んでいます。AIはこの程度では燃えない……と思いたい。
 長生きしてね。



No.090
『集え、そして言葉を聞け』

【プロンプト】
「ヤッホー」その声は山に当たって跳ね返ってきたが、ぼくを通り過ぎて他の人に届いた。

「ヤッホー」
「ヤッホー」
「ヤッホー」

【一言】
 こんな壮大な話を書いた記憶はない。(汗)
 AIは自分の得意分野に関するプロンプトが入ってくると、テンションが上がってしまうんだろうか? 今回は「ヤッホー」と「山」がAIのハイテンション・トリガーなのかな?



No.094
『天地創造の練習』

【プロンプト】
紅茶を飲む支度をしていたら、ティーカップの縁に天使たちが舞い降りた。天使たちは歌いながら紅茶の上に空を作り、雲を作り、海を作って、大陸を作り出し、そして洪水を起こした。テーブルは拭かずに帰った。

「いっしょうけんめい天地創造するぞー」
「……やりすぎたかも」

【一言】
 神話風のイラストも得意だよね、AIは。
 もう収拾がつかない感じのハイテンションになる。



No.098
『わたしの美しさにふさわしい対価を払いなさい』

【プロンプト】
お姫様が動かなくなった? まずコンピュータを焦がせ。次はケーブルを焼け。プロジェクタを溶かすのも忘れるな。ほら、動いた。うちの姫様は機械の生け贄が必要なんだ。美しいもんだろう。贄が燃え尽きたら、また動かなくなるけどな。

「Oh Yeah!」
「Yo DJ!!」
「さあ、焼きましょう」
「あたしのこと推してんの?」
「頭、高くない?」
「燃す? 燃す?」

【一言】
 最初の初音ミクも、これと同じプロンプトで生成しました。最後に『初音ミク』と付け加えただけで描いてくれた。
 以前、AIが勝手にガンダム(らしき物)を描いたことがあったけれど、まだ勝手に初音ミクを描いたことはない。
 好きに描いていいのよ?


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