那覇市では、９月20日を含む１週間を「那覇市男女平等週間」と定めています。
 
そこで、なは女性センターでは、過去1949年～2000年に国が定めていた「女性週間（労働省）」の変遷をたどるポスター展を開催しています。
 
ぜひ見にいらしてくださいね。
 

ポスター展は当初、なはセンターだよりで「9月26日まで」と告知していましたが、時代の変遷を味わえるポスターの数々を、より多くの皆さんにご覧いただきたいので
 
10月28日まで掲示を延長いたします♪
 
ちなみに、かつての「女性週間」は2001年以降、「男女共同参画週間」（6月23日～29日）として継承されています。
 

ポスターから見える、時代背景や女性たちの課題

ポスターは、スタッフが厳選した26枚を掲示しています。時代を映し出すポスターを眺めながら、当時の時代背景や女性たちを取り巻く環境に、思いを馳せてみませんか？　
 
デザインやテーマ、キャッチフレーズなど、どこか懐かしい、けれど、何だか新鮮！　と感じる作品もあります！
 
「こんな標語を掲げてたんだ～」と驚いたり、「今も変わってないな」と感じたり、ポスターから時代を読み解いてみるのも、面白いかもしれません。
 
日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中116位（世界経済フォーラム、2022年）。
 
世界的に見ると依然、激しい男女格差がありますが、先人や先輩女性たちの奮闘があってこそ、さまざまな権利が獲得されてきたのも事実です。先輩たちへの感謝を忘れずに、次なる時代を拓いていきたいですね♪

1945年９月20日、全国で初めて、女性が選挙権を行使

ところで、「那覇市男女平等週間」がなぜ9月20日なのかというと…
 
全国に先駆けて、沖縄の女性が初めて選挙権を行使した日、だからなのです。
 
1945年9月20日、沖縄本島12地区の収容所内で市会議員選挙が行われ、女性が初めて投票しました。当時の沖縄は米国軍政府による占領統治下でしたが、日本の女性たちが長年にわたって要求し続けた「女性の選挙権」が沖縄で初めて認められることになったのです。
 
当時の記念すべき写真がこちらです。（原本は、沖縄市史所蔵されています）

凄惨な戦争が終わり、戦後の暮らしがスタートする中、沖縄の女性たちに与えられた最も大きな栄光は、選挙権の行使だったのですね。
 
なは女性センターへのアクセスや開館時間は、下記のコンテンツでご確認ください。