見出し画像

差延

フランス現代思想家ジャック・デリダは、物事を差異化する運動の原理として「差延」という概念を掲げました。AとBはどこか違うので区別が出来ます。その違いを突き詰めることこそが物事の本質であり、物事は何かと何かの違いでしかない、というわけです。

ビジネスの中で使われるワードに「As Is(現状)」「To Be(目指す姿)」というのがあります。持続的に成長していく組織にはなくてはならない議論のたたき台です。「目指す姿」と「現状」とでは、大きな違いがあります。まずは、この大きな違いに気付くことから議論は始まります。

今までのやり方と「違う」という自分中心ではなく、大きな目標に対して、みんなが気付く「違う」を中心に考えることで、イノベーションは起こり、みんなで前に進めるのだな、と思います。

この記事が参加している募集

最近の学び

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?