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手術室(オペ室)を見るポイント 転職活動(看護師)

手術室で働くことを希望して、手術室に絞って転職活動をしています。私は手術室経験者なので、未経験の人とはまた異なりますが、私なりの手術室を見るポイントを紹介します。
その病院が得意とするような症例数の多い手術はホームページなどで紹介されていることが多いです。ホームページからでは分かりづらいけれど判断材料として収集したい情報について書きます。
見学が可能であれば、これらの情報を踏まえた上で、見学してみるのが良いと思います。


①手術科目と手術件数

これを見れば、大体1日どの位の手術を行っているのか、どのレベルの手術をしているのかが分かります。忙しさを推し量る上でも良いと思います。
また、自分の経験が活かせるかについても診療科は大事なポイントです。身につけたい未経験診療科がある場合にも大事です。
外来ではその診療科があっても手術は行っていないということもけっこうあります(先生が非常識または1人しかいないなど)。
ホームページの手術件数を信じていたら、古い情報で「医師が退職したので」などの理由で手術はやっていない診療科が増えていたり、件数も違うということが実際に見学に行って分かったこともありました。

②手術室の数

件数と同時に何室あるのかも大事です。1日にできる手術件数が大きく異なるし、手術室の規模がこれで把握できます。少ない部屋数でたくさん手術をしているとなると、忙しい可能性があります。

③オンコールの体制

回数、何人体制、実際の呼び出し回数、手当の金額。夜勤の有無とも関係しています。手術室夜勤のある病院はオンコールがないこともあるようです。

④麻酔科医が何人いるか

全身麻酔手術には麻酔科医が関わることがほとんどです。常勤医が何人いるのか、またはいなくて非常勤なのかを確認します。
それによっては予定手術だけで、緊急手術や夜間のオンコールがないことがあります。
これが重要だなと気づくのに私は少し時間がかかりました。麻酔科医の人数は、こなせる手術件数にも直結するしキーポイントだと思います。

麻酔科医は非常勤で、週に1日しか来ない(=手術は週に1日だけ)ということを病院見学に行って知らされたことがありました!

⑤中材業務の有無

大きい病院だと外部に委託していることもありますが、小さい病院だと看護師が器械洗浄や滅菌などの業務を担い、土日に出勤して行うという場合もあります。
術後清掃も看護師がするのか業者さんがするのかもチェック。

⑥兼務する業務の有無

これも病院の規模により決まってくることが多いです。
一般外来も兼務する。
または、夜勤でER勤務をする、ICU、カテ室と手術室兼務などがあります。

まとめ

経験者で中途採用であれば、概ね上記のポイントを確認すると自分の働きたい職場が見えてくると思います。忙しさや業務の内容を把握することでミスマッチの可能性を減らせたら良いなと思います。

未経験者の場合は、スタッフが何人いるか、教育体制、プリセプターがつくかなども確認が必要です。スタッフが少ない場合、フォローや教育がしっかり行えない可能性があると思います。

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