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【読書録】ラザロの迷宮 神永学

あらすじ

湖畔にある洋館を友人と共に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きゲームが開催されるという。だが、男女8人の参加者たちの前で、本当の殺人が起きる……。戦慄の最終章に備えよ! 大人気シリーズ「心霊探偵八雲」著者が全身全霊をかけて読者に挑む、一頁先さえ予測不能のノンストップ・ミステリ。

感想

 神永学先生のデビュー20周年記念の節目として、刊行されたラザロの迷宮を迷宮を読みました。
15周年記念からもう5年経ってるんですね、、、
時の流れが早すぎて、ついていけなくなりそうです。
 本作はあらすじにもあるように洋館で起きる、連続殺人という神永先生が今まで書いて来られなかったテイストになってます!あらすじを見たときに、ついに神永先生が本格ミステリを書くとは!!とテンションが爆上がりしました!!!
 しかし、読んでみるともちろんただの本格ミステリではなく、終盤はひっくり返されまくりました笑新しい作風ではあれど、神永作品の良さもたくさん盛り込まれており、ファンにはたまならない内容でした!
 さらに20周年記念作品で、なんとあの悪魔シリーズの続編が出るということでもう今から待ちきれない〜〜〜って感じです!!首を長くしてます笑

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注)ここからは本作およびほかの作品(知念実希人 「硝子の塔の殺人」夕木春央 「方舟」「十戒」)のネタバレが含まれます。



 本作のラストはヒロインの怜がすべての黒幕かつ主人公たちは誰もそれを見抜けなかったというものでした。この真相を知ったときに思い浮かんだのは夕木春央先生の方舟、十戒のラスボス?である麻衣でした。最後に「いやおまえやったんかーい!」ってツッコミたくなる感じが完全に同じでした。また硝子の塔の殺人の円香も似たタイプのヒロイン?だと思いました。名探偵ならぬ名犯人。まさにそう言わざるを得ない美しくも狂気に満ちた女性キャラが増えているなと感じる今日此の頃です。


今回はこの辺で終わりたいと思います。最後までお読みくださりありがとうございました!



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