見出し画像

【読書録】受験生は謎解きに向かない ホリー・ジャクソン

あらすじ

高校生のピップにある招待状が届いた。試験が終わった週末、友人宅で架空の殺人の犯人当てゲームが開催されるという。舞台は1924年、孤島に建つ大富豪の館という設定で、参加者は同級生とその兄の7人。開始早々、館の主の刺殺死体が発見される。当初は乗り気ではなかったピップだが、次第にゲームにのめり込んでいき……。爽やかで楽しい『自由研究には向かない殺人』前日譚!

感想

 まさかまたピップの話を読めるとは!!Xのポストで見かけて、速攻で書店に駆け込みました。第1作の自由研究には向かない殺人の前日譚ということで、登場人物たちの関係性がただの友達で逆に新鮮さを感じる内容でした。
 今回は友達みんなが一人の家に集まり、マーダーミステリーゲームをするというものです。私はここ半年くらいリアル謎解きゲームにはまっているので、マーダーミステリーもやってみたいなあと思いながら読んでいました。ただピップ達ほどの人数を集めるのが大変そうです。。。
 結末というか最後のオチ?は実にピップらしいものでした。第3作の卒業生には向かない真実を読んだ後に読むと、こんな日々もあったんだなあと何とも言えない気持ちになりました。私も没頭した時のピップのような頭の回転が手にはいらかなとしみじみ思いました。まだ一度もリアル脱出ゲームをクリアできていないんですよね。。。。
 少し俯瞰的に考えると、本作はマーダーミステリーという作中作を取り入れている作品でもあるので、著者の力量の高さも再確認できました。次回作が出たら絶対に読もうと思います!!


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?