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いつの時代も最後はコミュニケーション

年度末となりましたが、今週はONとOFFが適度に入り交じった一週間でした。色々なことを見ながらコミュニケーションだなと思うことがたくさんありました。



コミュニケーションで目標達成

今週、嬉しい連絡がありました。2年間サポートしていたお客様が目標売上を達成したということでした。目標数字を達成したのは10数年ぶりのことです。

このお客様は当初自分のお店の売上にしか意識がなく、お互いの情報共有などは全くありませんでした。
どこの店舗で何が売れていて、どういう売り方をしたらどんな効果が出たかなど、全体で共有すればもっと売上が上がるはずなのに、そういうことが一切できていませんでした。

しかし2年間で
・全体の数字はいくらなのか?あとどれくらい足りないのか?
・上手くいくために何をどう売ったら成果があがるのか?
・部下にどう言葉をかけたら動いてくれるか?
などを話し合うことで、会議の場を設定していました。

こちらが答えを持っているわけではないので、自分たちで意見を出し合って行動を決めてもらいました。途中、いろいろと思うところはあったと思いますが、いいチームになったなと思いました。

今週初めになんとか年度内には達成しそうだとは聞いていましたが、週末になる前に達成したいねという話がされていて、結果として木曜日に達成したという連絡をいただきました。天気があまり良くありませんでしたが予定よりも早く達成したようです。

新入社員とのコミュニケーション

来週からは新入社員が来る会社も多いかと思います。ネットを見ていたら、内定辞退の連絡がメール一本ということがSNSでも話題になっていたとか。

私も会社員時代は新卒対応をずっとしていたので、この時期に内定辞退はツライなと思います。しかもメール一本で終わりって・・・。

内定辞退するからと言って違法性はないのでいいのでは?という意見もあるそうですが、メール一本で済ますというのは単なる情報の伝達です。これはコミュニケーションとは言えません。個人的にはそれがツライなと思います。ここまで関わってきて、情報の伝達だけで終了というのはもう少しなんとかならないのか?と感じました。

ただそういうことが伝えられないとか、伝えたら怒られるとか脅されたとか、会社側にも落ち度があることもあり内定辞退の代行業者まで存在するのだとか。

新卒採用は中小企業には難しいと言われますが、一方で上手くコミュニケーションを取っている事例を読みました。

その中で印象的だったのは、業務中もどかしく感じることはあっても、感情に任せて指導してしまわないよう、あらかじめ指摘するラインを決めているということでした。
・誰でもできる仕事を怠った時
・後ろ向きな姿勢の時
この二つを新入社員に伝えているのだそうです。

最近の若い人はミスを指摘されることを極端に嫌うそうなので、こちらがそのつもりではなかったことに思わぬ反応をすることがあります。
新人なのでミスは当り前と考え、次はどうしたら上手くいくかを一緒に考えていくことが成長させるコミュニケーションだと思います。

令和と昭和・・・結局どちらも

「不適切にもほどがある」というドラマが話題になっていました。

私もあの時代をどっぷり生きてきたので、そうだったな~と見ていました。
なんだかあれが当り前?だったので、どう思うかなんて話すことはなかったですが、父親に「最近の女性は我慢が足りない。もっと旦那を立てるべきだ」なんて言われて密かに反抗していたのを思い出しました。

社労士になって制度を勉強していると、育児休業に代表されるように女性も生きやすい時代になったと思います。

しかしドラマの中で「令和」も結局生きづらいということが言われていました。

SNSが発達して自分の言いたいことは言えるようになりましたが、自分と違うことは全部「悪」と言われているような気もします。

SNSは一方的な情報の発信です。

コミュニケーションとは
感情や意思情報を受け取り合うこと、伝え合うことです。
伝え合って初めて成立します。
お互いがどう思うかをしっかり確認しあうことが必要です。そこに良いも悪いもないのです。

自分が良いと思っても相手にとっては悪いこともある。伝え合って初めてわかることです。
相手にとって悪いことなら、お互いの合意点を探すことをすれば良いのではないかと思いました。

チームビルディングはコミュニケーション次第

私は組織開発をする上で、チームビルディングをベースにお話をしています。

チームビルディングは
人材力:個人の強みを活かして
組織力:共通の目標に向かって、どんな仕組みやルールの元に
関係力:どんなコミュニケーションをして成果をあげていくか

ということです。
どんなに素晴らしい目標や制度やルールを作っても、そこにコミュニケーションが存在しなければ、成果を上げることはできません。
それが「個を活かす」ということです。

新年度を迎えますが、この先もコミュニケーションを大事に仕事をしていきたいとあらためて思いました。



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