ないき(組織開発・チームビルディングコンサルタント/社労士)

20年以上の人事総務の現場で「社内のお母ちゃん」の経験を活かすべく世間に飛び出しました…

ないき(組織開発・チームビルディングコンサルタント/社労士)

20年以上の人事総務の現場で「社内のお母ちゃん」の経験を活かすべく世間に飛び出しました。チームビルディングで組織の機能していないところを見つけて、自分たちで目標達成できるようになるまで伴走しています! 問い合せ先/  https://naiki-sr.studio.site

最近の記事

1on1は正しく使おう!(何のためにやるのか?)

別の士業事務所の組織づくりの短期サポートをしていました。先日お話を伺うことがあり、その時思ったことを書いてみようと思います。 それならやらない方がいいかも・・・ 士業の特性から個人で仕事をすることが多いのですが、その事務所は人数も増えてきて弊害も出てきたところなので、組織としてどう進めていくかサポートしていました。 会社の経営理念を全員に初めて話すということなので、どのように社員の方にお話するのか伺ったところ、 「代表がこんなふうになりたいという思いを伝えた後、具体的な

    • 中小企業の採用・当り前から見直してみる

      4月から採用でお困りの会社に訪問させてもらっています。 今回はその中から、ついやってしまっているなと思ったことを書いてみました。 給料が低いから応募者が来ない 割とよくある話ですがこちらの会社も 「うちの会社は他社に比べて給料が低いから応募者が来ない」 とずっと話しておられました。 社内でずっとその話になっているそうです。 世間の相場を知りたいということだったので、いくつか調べる方法はありますが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査の資料を提示してみました。 細かいこと

      • 会議を片手間にしてしまうとうまくいかない

        新年度がスタートして人事異動などもあり、新しい役割や人にも変化があったと思います。こうした中、同じことをやっても上手くいかないことがあります。 今回はあるお客様の会議で感じたことを書こうと思います。 去年までと同じことをやっているのに こちらのお客様は本部機能と現場の所在が分かれています。 売上、利益を上げるには現場が動かなければどうにもなりません。 利益を上げるためには現場をいかに動かすかが重要になってきます。 本部の役割はそういうところになるのですが、外部機関との折

        • まずはできることを増やしていこう!

          桜がようやく満開になってきました。この時期になると新人研修のことを思い出します。 新人研修でやっておきたいこと コンサル仲間でも新人研修で忙しくしている人も多いです。残念ながら私はそのようなご縁がなく今週はヒマでした(笑) 新人研修は大好きです。なぜならみなさんが緊張しているけれどしっかり学ぼうと意欲的ですから、こちら側も熱が入ります。もう母親のような気分です(笑) もしも新人研修をやるとしたらなんですが、マナー研修のようなことも必要ですが、まずやっておきたいのは自分

          いつの時代も最後はコミュニケーション

          年度末となりましたが、今週はONとOFFが適度に入り交じった一週間でした。色々なことを見ながらコミュニケーションだなと思うことがたくさんありました。 コミュニケーションで目標達成 今週、嬉しい連絡がありました。2年間サポートしていたお客様が目標売上を達成したということでした。目標数字を達成したのは10数年ぶりのことです。 このお客様は当初自分のお店の売上にしか意識がなく、お互いの情報共有などは全くありませんでした。 どこの店舗で何が売れていて、どういう売り方をしたらどん

          チームビルディングは人材力

          今週末は所属しているチームビルディングコンサルタントのコミュニティーで一年の振返りをする会に参加してきました。 人材力って? チームビルディングの話をする時に最初にお伝えするのは人材力です。 これは個人の強みのことを言っていますが、スキルだけではなく思考とか価値観や行動特性などからも違いをお伝えしています。 この人はどんなことが得意でどんなことを任せたら強みを発揮できるのか? これが人材力になります。 どれが優れているとか優越はなくて、自分の強みを活かしながらチーム

          定年という節目、なんとなくはNG

          社労士という仕事がら、退職にあたってご本人と話すことはよくあります。 今回は60歳定年で退職される方と話したことから思ったことを書いてみようと思います。 仕事という行為が嫌い いきなり?なタイトルですが、先日定年になる方が会社を退職されるということで出てきたワードです(笑) 同世代なので一通りの説明をした後で、どうして60歳で退職することにしたのか聞いてみました。 「僕はね、そもそも仕事という行為が嫌いなの。だから60歳になったら辞めようと前から決めていたの」と言うので

          すぐに成果を出せる即戦力なんていない

          新年度から「人材確保」に関するご相談を受けることになりまして、今週は事前ヒアリングにお邪魔しました。 経験者が応募してこない理由は? 今回お邪魔した会社は、経験者を採用したいけれど思ったように応募者が来ない、またはすぐに辞めてしまう、採用しても思ったほど成果が出ないなど、いくつか悩みがあるようでした。 まあ、よくある話です。 最近では応募者そのものが来ないようです。 何が原因だと考えているのかお聞きしたところ、 「他社より待遇(給与)が低いから」ということでした。

          会社員やって良かったと思うこと

          今週は何を書こうかなと思っていたら、noteのコラボ・コンテスト企画で「会社員でよかったこと」というのが出てきました。 会社員ではない私が書くのは説得力ないですけど、会社員やって良かったと思うことはたくさんあるので書いてみようと思います。 どうであれ安定は外せない 最初に断っておきますが、会社が嫌になって辞めたわけではないということです。今でも勤務していた会社のことは大好きです。何かあったら駆けつけたいと思っています。 言い訳はさておき、会社員のメリットは程度の差はあれ

          組織づくりは最後まで手を抜かない!

          今週後半は来週訪問するお客様に提供する資料を準備していました。 その中で組織づくりのためにはどうしても必要なものがあるので、そのことについて書きたいと思います。 基本は人材力×組織力×関係力 今の時代は個の時代と言われていますが、それでも組織で動くことのメリットは一人ではできない大きな成果を上げることです。 そのためにはチームビルディングの考え方が有効です。 いつもお伝えしていますが、 人材力:個人の強みはどんなことかを把握して 組織力:自社はどういう方向に進もうとし

          定年女子はどう生きる??

          先週に引き続き「定年」ネタで恐縮です。今週は定年女子フォーラムというものに参加してきました。 ずっと働いている女子は何を考えているのだろう? 普段仕事をしていると、定年世代の男性については話を聞いたり見たりすることがあります。世間でも「働かないおじさん」という言葉を耳にします。 一方女性の視点で見ると私の友人には、しっかり働き続けている人がいないのですが、世代的には男女雇用機会均等法の初期のころにあたるので、そろそろ定年を迎えます。 男女雇用機会均等法ができたとは言え

          定年後の働き方と自分のモチベーション

          シニアの話題はよく書いているような気がしますが、また少し考える機会がありました。 わからなくはないけど・・・ 以前に勤務していた会社で、私より少し年上の女性が退職することになりました。男性の多い職場で数少ない女性管理職を務めた方です。 すでに定年を過ぎて嘱託として働いていたので、今回はご家族の都合で退職を選ぶことになったそうです。 久しぶりに仕事のことや会社のことを話す時間がありました。 その時にこんなことを言っていたのです。 「定年過ぎるとモチベーション下がるわね~

          部下の話を聴いていますか?~1on1~

          実は今週地元の商工会議所で「管理職のための1on1」についてセミナーをする予定だったのですが、人数が少なかったこともあり中止となりました。 まあ仕方ないのですが、今月の日経TOPリーダーの特集も「1on1」だったので、備忘録として書いておこうと思います。 1on1の世間の評価 肌感覚としては、面倒とかネガティブなイメージが多いかなと思ったのですが、日経TOPリーダーのアンケートでは8割が好意的なんだとか。 ・日々思っていることを言える場があるのはありがたい ・相談ごとが

          目指すことが決まればスッキリする

          組織づくりで必要なことは、 ・人の違いを理解する(人材力) ・組織の進む目標や仕組み(組織力) ・多様な人材が目標に向かうためのコミュニケーション(関係力) この3つが必要だということをお話しています。 特に組織力については、当たり前?だけど意外とモヤっとしていることが多いです。 目標(目指すこと)を決めるためにやったこと 前回書いたこの会社の続きです。 どの方向で今後ビジネスを進めるかという話を、経営層の方に集まって話してもらう機会を持ちました。 私のやったことは難

          現場は困っているのに社長は困っていない?

          今週は新規のお客様のところで人事担当の方の悩みをいろいろと聞いたのですが、その会社の社長は困っている感じではなかったのです。 人が増えてきて悩みが出てきた この会社は人数はまだ15名弱なのですが、業績は好調で人の採用を継続的に行っています。 そもそも人の採用が難しくなっているこのご時世に、頭数が必要ということで「誰でもいい」という採用になっているそうです。 これまではなんとかなってきたけれど、人数が増えてきてコミュニケーションエラーも出始めてきています。しかし今は繁忙期な

          リスクに対応するのが社労士の仕事?

          最近忘れそうになりますが、私、社労士です。向いているかどうか脇に置いてたまには社労士ネタで書いてみます。 社労士を説明するのは面倒 新人に「社労士ってわかる?」と聞いたら、苦笑いされました。 まあ世間はそんなものだと思っています。 社労士の顧問業務として請け負っているのは ・入退社の手続 ・給与計算関連 ・就業規則の整備、管理 ・労使協定の手続等  ・労務相談(困った案件の対処など) 細かいことを言ったらもっとありますが、ざっくりこんな感じです。 並べてみて、いい会