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インナーブランディングは、体幹トレーニング

いつ頃からか「体幹」ってよく聞くようになりましたね。
スポーツをしていない人でも体幹を鍛えるとメリットが多いようです。

体全体の安定性が高まり、体力の向上、疲れにくい、腰痛予防、肩コリ予防に効果がある。
姿勢が良くなるので呼吸がしやすくなり、鬱の予防・改善にも効果がある。
基礎代謝が高くなるので太りにくい体になる。

いいことだらけですね。

企業にとっての「体幹」は、企業理念です。


企業理念がもたらすもの


企業理念を定めていないと、何が起こるか。
例えば最近、UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉が流行っています。
「いいモノを作れば売れる」時代が終わり、
「生活者にとっての価値を提供」しなければ売れない時代になりました。
モノが溢れ、情報が手に入りやすい現代では「使いやすい」「分かりやすい」という
体験を重視するようになっています。

要するに、ユーザーを中心にサービスを突き詰める。ということですね。

とても良いことのように思えますが、この考え方だけでは弊害が出てきます。
それは、他のサービスと似てくる。という弊害です。

サービスが似てくると1つ1つのサービスの存在価値が薄れてしまいます。
サービスに差がなくなると、マーケティング合戦が始まります。
大企業のマーケティングの体力(予算投資も含む)は凄まじいので
多くの場合、この体力勝負に負けてしまいます。


そこで大切になるのが企業の考え方です。
ビジョン、ミッション、バリューですね。


考え方が全く同じになることは、まずありません。
少しでも違えば、最初は小さな違いでも、後に大きな開きが出てきます。
角度と同じですね。
根幹が違うからこそ、大きな開きになります。

その差こそがブランドです。
UXに企業らしさを加えるとオリジナルのポジションを築くことができるのです。

まとめ


・スポーツをしていなくても、体幹を鍛えることは大事。
・いいモノを作れば売れる時代は終わった。
・ユーザーの体験を重視するだけだと、存在価値が薄れる。
・企業ごとの考えの差こそがブランド。
・「人の体幹」と「企業の根幹(企業理念)」を結びつけることは難しい。

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