今年になり、はじめて自分の特性の一部を理解できるような記事に出会えた。

それが、りょーやんさんによる、仲川光🌸とのコラボ記事。

エンパス。どうやら私は、この特性に極めて近いらしい。

そのことを目の当たりにするのが、この「半人前の共感力。」シリーズだ。


反省も兼ねて、自分の恋愛観を振り返ってみたいと思う。

今回も具体例は少なめですが、ご容赦ください。笑

半人前の共感力。

第五弾、エンパスの恋愛・総論編です。

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私の強みの一つは、共感力だと思っている。

自分で言うのもなんだが、一人ひとりの気持ちに寄り添って、その心情を理解しようという思いが強い方だと思う。

ただ、この共感力とは、正しく身につけていなければ、諸刃の剣となる。　

すなわち、良い効果もあるが、悪い結果が出ることもあるのだ。

たとえば、恋愛においては、どうしても相手を理解しようと一直線に走りがちで、周りが見えなくなる。

そして、相手の悩みに寄り添い、同じ痛みを感じることが、相手を理解することに繋がると思ってしまう。

ただし、このやり方では、相手の痛みを背負いきれない場合、自分も一緒に倒れてしまう、という問題点が生じる。

相手の悩み・苦しみを理解しようと寄り添うあまり、その人を支えることが自分の生きがいのようになり、ひどい場合には、「その人がいなければ生きていけない！」まで心が接近することがある。

ただ、この状態はすでに、心理学的には「共依存」という状態に近いらしい。

恋愛における共依存では、一方が相手の世話を焼き、もう片方に「この人がいないとダメだ」という意識を植え付けてしまう。もしくは、双方がお互いへの距離を縮めすぎてしまう。

そして、尽くしているうちに、相手がどんどんダメになっていく。

その様子を見て、ますます自分の存在価値を認識して尽くし、さらに相手をダメにしていくという負の連鎖を生み出すこともあるらしい。　

恋愛はお互いに自立した関係で入るのが望ましく、どちらか一方がもう一方に精神的に頼り続ける、という形は、「恋」ではなく「依存」となる。

「恋愛」と「依存」、「恋愛」と「救済」を間違えていないか？

これは私の前半生での、大きな課題だったように思う。

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というわけで、私はお世辞にも、良い恋愛経験をしているとは言いがたい。

基本的に、「この人は！」と思った人に尽くすタイプだった。

ただ、尽くした人に限って、一時的には輝くのだけど、最終的には私に頼りきりになって、大きくは実らないことが多かった。

それは、自分の人を見る目の問題なのか、「半人前の共感力」ゆえの定めなのか、今となっては分からない。

ただ一つ言える共通点としては、どうしようもなく惹かれる人は大概、「大きな愛を必要としている人」だったということ。

自分ならば、その満たされていない心に、満足のいく愛情を注げるのではないか。

そんな根拠のない自信が、時に問題児へと私を走らせた。笑

大抵の場合、それは恋愛という形ではなく、保護者のようになってしまうのだけどね。笑

そして悲しいことに、たとえ両思いだったとしても、私は受験や仕事の関係上、相手も家庭環境や仕事の都合上、正式な恋人にはなれないような関係も多かった。

つまり、背負っているものの重い、「訳あり」の人にばかり惹かれてしまうのだ……。
お察しください。。

今の時代では、珍しいかもしれないが、恋愛に関しては厳しめな家庭だったため、私には「付き合うなら結婚をイメージできる人」という呪縛が付き纏っていたことも大きい。

そのため、2人の将来を真剣に考えた時に、「結婚」という先が見えないから、「とりあえず付き合おう」という安易な恋人関係には到底なれず、「ただそばにいる」という関係になることが多かった。

……それでも、側から見たら両想いに見えるらしい。

「え、付き合ってるんじゃないの？」
「というか、なんで付き合わないの？」

と言われることも、少なくはなかった。

結局、誰の目から見ても好きな人は明らかなのに、モゾモゾしている両想い。

そしてなぜか、相手は悩み多き「訳あり」タイプ。

このような構図が多かったかもしれない。

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そんな中、恋愛感情のもつれなどなく、ずっと男友達として存在してくれていた親友も何人かいることはいる。

その1人、10年来の親友であり、職場の同僚でもあった慶応ボーイの語る仲川光像はこうだ。


「俺は基本的に、光に心配されるような男はダメだと思ってる。

光アンテナに引っかかっている時点で、愛を必要としてる男なんだよ。

だって、いつもそうだろ？

「訳あり」の男の世話焼きしかしてないじゃないか。（すみません💦）

もし俺が、慶応でもなく、家庭環境が充実してもいなく、むしろ心に傷を抱えていて、失恋や仕事の失敗をした直後だったらどうする？

きっと即座に助けに来るんだろ？

そうなることを分かってるから、俺は光には悩みを見せない。

それはただ、光を苦しめることになると思うから。

悩みを見せたら、きっと俺に興味湧くと思うけどね。笑

案外、自分の中で悩みを解決する男ってのもいいもんだよ。

でも、光は絶対、自力で解決していくタイプには興味を持たない。

そうだろ？そこが問題なんだよ」

言い得て妙だ。

確かに、何も問題がなく上手くいっている人は、自分で頑張れる人だから、私の出る幕ではない、と思ってしまうのかもしれない。

彼はさらに続けた。


「いいか。お前を落とすのなんて、簡単なんだよ。

弱みを見せて、苦しんでる姿を見せたら一発なんだよ。

そのことに、いい加減気づけ。

いつか本当に、あくどい奴に騙されるぞ」

うーん、そうなのかもしれない。

厳しくも、愛のあるお言葉。

本当によく分かってくれている、いい奴だ。

そんな訳で、友人達の間で、時に私は、「ダメ男専門」という異名を放っていた。笑

ちょっと失礼なような…。笑

実際にはそんなダメ男ばかりが気になるわけではないのだけど。

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「ダメ男専門」と評された私が、言い訳のように言わせていただくと、

「大きな才能や志を持っているにも関わらず、なかなか芽が出ずに苦しんでいる人」

に寄り添い、励ますのが得意なタイプだと思う。

だから、決してダメ男ではなく、まだ芽が出ていないだけなのだ。笑

私だって、やる気もなく、ただ人生を無駄にしているだけのダメンズが好きなわけではない。

「この人！」と心に決めた人に寄り添い、支え、励まして、共に成功を分かち合うことに意味があると思っていたのだ。


ただ、大抵の場合、大きな志というのは、達成するのが難しいことが多い。

事あるごとに自暴自棄になるし、努力を継続して志を成し遂げるのには、相当の精神力を必要とする。

そのため、私の励ましが役に立てれば良いのだけど、基本的には誰かに励ましてもらわずとも、自分で成長していける人、というのが正解なのだと思う。

結局、本当に「できる人」は、励ます人がいようがいまいが、自らの力で成功に辿り着くのだろうから。

でも、人は1人では生きていけないものだ。

励まし合って生きていくことで、いつしか遠い目標まで到達することもあるのではないか。

私は今でも、その可能性を信じたいと思っている人間だ。

きっと1番相性が良いのは、自分と興味・関心の分野が似ていて、無理に寄り添おうとしなくても自然と相手を理解でき、励まし合った分だけ、一緒に成功を目指していける人。

ただ、それは私たちの多くが憧れるような関係だろうし、そんな人を実人生の中で見つけるのは難しい。

もしも自然とお互いを理解し、共に成長し合える人に出会えたなら、それは最大のラッキー。

神様からのギフトかもしれないから、大切にしていきたいご縁だろう。


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ところで主人は、意外にも興味・関心の分野は全く違い、仕事のやり方も違うタイプ。

だからこそ、足りない部分を補い合える、という可能性もあるらしい。

夫婦においては、似た者同士か、もしくは全然違う者同士の方が上手くいく、という定説もよく聞く話だ。

自分とは違うタイプをどこまで理解し、愛せるか。

ここに自分の課題もあるような気がする。

似た者同士は共感しやすいが、似ていない者同士が共感し合い、お互いを尊重し合うのには、努力が必要だ。

同性でも異性でも、大切な人の痛みや苦しみは自分のことのように感じてきた私。

でもそれは結局、自分に似た部分がある人と共鳴し合って、傷を舐め合うようにそばにいただけなのかもしれない。

だから、いつまで経っても「半人前の共感力」だし、最後は一緒に倒れてしまうのだ。

そうした意味では、いたずらな共感を必要とせず、一人淡々と仕事に邁進するタイプの主人は珍しいし、勉強のしがいがある。

日々、自分にはない沢山の考え方を学ばせていただいていることに感謝している。

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私自身も、さすがに自分の特性を理解した後では、傷ついた人に同情しすぎないように気をつけてきた。

ただし、この「半人前の共感力」というのは、人の悲しみを自分のことのように背負ってしまうため、非常に文学向きではある。

この先、私の「半人前の共感力」をどこに使うべきか。

その答えは、クリエイターとしての活動の中にあるのかもしれない。

できることならば、多くの人の心に寄り添うような作品を生み出してみたい。

そんな密かな願いを持っている。

人の痛みを感じとりやすい自分だからこそ、向き合える場所があるはず。

持って生まれた自分の特性を活かして、必ずできることがあるはず。

失敗だらけの過去だって、その全てが良い経験となり、智慧へと結晶化していくなら、転んだ甲斐がある。

自分が傷ついた分だけ、人の痛みが分かるようになりたい。

そんな私が生み出す作品が、心温まるものでありたい。

そう思う、今日この頃です。

【完】

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さあ、相手の具体例を一切出さない光さんの恋愛談、分かりましたでしょうか。笑

具体例がほしいですか？😅笑

それはまた、おいおい考えていきましょう。笑

今回の「半人前の共感力。」はここまで。

拙い経験が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです！

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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