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腐ったテンペ 美味しい食べ物に変身!

 みなさん、こんにちは。今週は「メンドル」というインドネシアにある伝統的な食べ物について書こうと思っています。

 中国などでは、「臭豆腐」という腐った豆腐で作る食べ物があったら、インドネシアでは「メンドル」という腐ったテンペで作る食べ物があります。「テンペ」というのは大豆で発酵された発酵食品で、インドネシアの伝統的な食品です。テンペは生で食べられるし、揚げるのも美味しいし、それにいろいろな料理の種類にすることもできます。テンペは3日間以上調理しないと、腐り始めて、腐ったら、とんでもない臭さが出てきました。この臭さで腐ったテンペを嫌う人が多くいますが、腐って珍しい味がするからこそ腐ったテンペを好む人もいます。

腐ったテンペ

 腐ったテンペを好む人たちは腐ったテンペを料理の主材にして、いろいろな新しい食べ物が誕生しました。いちばん人気があるのは東ジャワのマラン市にある「メンドル」という腐ったテンペで作る揚げ物です。「メンドル」は腐ったテンペを主材にして、いろいろなインドネシアの調味料が入って作作るおかずです。

メンドル

  実際は、私は腐ったテンペを嫌う人で、腐ったテンペが食べられない人でした。しかし、大学の生活が始まった際に、マラン市へ引越しして、初めてメンドルのことを知りました。腐ったテンペが食べられない私は腐ったテンペを食べるのが無理だとわかりましたが、自信を込めて食べてみることにしました。見た目を初めて見たのは嫌な感じがしたと思っていましたが、意外と、腐ったテンペの臭いが微妙で、味が美味しかったこと気づきました。そのときから、メンドルのことが好きになりました。好きになってから、毎日5個はメンドルを食べました。私にとって、見た目は別として、いちばん大事なのは食べ物の美味しさのことだと思います。

メンドル

 3年前に大学を卒業してから、地元のバニュワンギ県に戻って、メンドルを食べることができなくなりました。美味しいメンドルが作れるように、インターネットで調べたメンドルのレシピを見て、毎日作ってみました。がんばりぬいたからこそ、やっと自分でメンドルが作れるようになりました。

以上です。
東ジャワのマラン市に来るみなさんは一度メンドルを食べてみてください。
読んでくださったみなさん、ありがとうございます。


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