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24時間スーパー 深夜便 「世界を知る②」

 日本人が英語の発音、特にR、大谷翔平選手がホームランを打ったときに、アナウンサーが日本人がRの発音が苦手なことを揶揄した実況をし、批判されたことは記憶に新しい、が苦手なように、その国々、民族によって、他国語で発音し易い音と、し難い音がある。

 深夜に、酔っ払っているのか、ご機嫌な東南アジア系の三人組に、「みそ、どこ?」と尋ねられた。「あ、こちらです。」と案内すると、「みそじゃない。みそ!」と言うので、「これ、味噌やで。」ともう一押し。

 向こうは気付いたのか、「ウォーター、ウォーター!」と言い直したので、「あ、水ね!OK !わかった!」と言うと、「そ、みそ!」とまた言うので、「み〜ず!」と訂正。(笑)

 「ゴメンね〜。日本語の発音難しいね…。」と言うので、「大丈夫!わかってるよ、外国語は難しい!」(笑)

 
 レジで、「Where  are  you  from ?」と二度ほど聞いたが、聞こえないのか無視されたのか、返事がないので、近年地元で増えているベトナム人だろうと思い、「ベトナム?」と聞くと、即座に「フィリピン!」と三人揃って返事が返ってきた。

 発音が悪かったのか…。(涙)

 フィリピンと言えばパッキャオなので、「パッキャオ!」と言うと、「そ、パッキャオ!」と大喜びし、三人ともシャドーボクシングを始めた。

 さすがフィリピンの英雄。 

 その後のレジでの会話もチグハグで、「ゴメンね〜。僕たち、日本語まだあんまり喋れない。英語かタガログなら解るよ。」と言ってくれたが、「タガログは無理。英語もやけど…。」と、僕は少し寂しげに買い物かごを片づけた…。

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