中嶋吹由美

『両親の仲がよかったら、私はこの世にいなかった。』Kindleで出版いたしました。 「…

中嶋吹由美

『両親の仲がよかったら、私はこの世にいなかった。』Kindleで出版いたしました。 「私は生まれてきてよかったのか」過去の自分と向き合うための文章を綴っています。 最近は定年退職した夫との関係性や、療養中の子供たちのことで悩んでいます。日々みんなが幸せになるための方法を模索中。

マガジン

  • エッセイまとめ

  • 何の変哲もない日記

    主に子どもたちのこと、ふとした日常の記録。

最近の記事

  • 固定された記事

自分と向き合い見えてきたこと

「私は生まれてきてよかったのか」  いっとき、私はそのことにとても悩み、苦しんでいました。  生まれてきた自分が、母の目にどう映っていたのか。そのことを考えるだけで怖かった時期がありました。  ずっと生きづらさを感じながらも、時々訪れる試練とも呼べる日々を戦い、ささやかな日常を楽しみ、自分なりに頑張ってきたはずでした。  しかし振り返ってみればたくさんの後悔が残る人生となってしまいました。ずっと心の中にあるモヤモヤとした感情が苦しくて、自分の気持ちを整理するために、苦しい

    • 「怒り」は新しい人生の燃料

      今読んでいる本。 自分の人生を振り返ったとき、必死に子育てと介護と夫のお世話を頑張りすぎて、自分の時間というものがあまりに少なかったことに改めて気づいた。 今からでも遅くない。これからは自分の人生も楽しんでいこう、と思って読み始めた。 今はいろいろな計画をしていて、柄にもなくワクワクしています。 次男が元気になったら、次男にも読んでもらいたいなと思える本。 次男は創作が大好きなので、特に。 少し前、私は夫に対して激しい怒りを持っていた。 そのときに書いたnote。 夫

      • ここ最近の夫の変化

        最近、夫の行動が少し変わってきた。 パッと見、協力的になったように見えるけれど、私はもう騙されない。 報連相を少しだけするようになったまだコミュケーションをとれていたうちは、そこそこしてくれていた報連相も、夫婦間がぎくしゃくしてからは全くと言っていいほど報連相をしてくれない。 それで「聞いてないよ~」ってことで私が対応に困ることが何度もあり、お願いだから報連相をしてとどれだけ言っても変わらなかった。 そんな夫が、最近少しだけ変わった。 長男はリモートワークのため、昼食は1

        • 次男と久しぶりに出かけてきた

          少しずつ元気になってきている次男。 先日、久~しぶりにシャワーを浴びることができた! そこからさらに、みるみる元気を取り戻していった。 「行きたいところがあるんだけど」 という次男の言葉にこれまたびっくり! 自分からどこかに行きたいなんて言ったの、何ヶ月ぶりだろう? 下手するとここ1年以上は聞いてないかもしれない。 大好きなゲームのコラボイベントが隣町のゲームセンターであるらしい。 その予定の日付を確認しながら、そこまでに自分の身体を整えていった。 次の日には、ワイルド

        • 固定された記事

        自分と向き合い見えてきたこと

        マガジン

        • エッセイまとめ
          34本
        • 何の変哲もない日記
          23本

        記事

          次男も少しずつ回復

          休職後、4月からまた働きはじめた長男。 今のところ、笑顔もそのままにいい感じで働けている。 そして次男。 もうずっと低迷だったけれど、昔のんでいたおくすりを復活したところ、少しずつ表情がよくなってきて、笑顔も会話も増えてきた。 先日、次男の方から「最近やりたいことができた」と言ってくれた! 「でもやりたいけど、なかなかやろうってところまで動けない」 としょんぼりするので、いやいや、その「やりたいことができた」ってことがまず重要で、それだけで母は嬉しくて仕方がない。 そう思

          次男も少しずつ回復

          外面がいい夫

          前回の続き。 このやりとりがあってから数日後の出来事を書き留めておきたい。 夫は飲み忘れてはいけない薬を飲んでいる。命に関わるお薬。 時々飲み忘れてしまう夫のために、だいぶ前に私が薬ケースを作った。 飲む薬が多いため、市販の薬ケースには収まらないので自作したのだ。 月曜の朝、1週間分まとめて私がセットしている。 実はこの作業ももうやめたいと思っている。 家事をいっさい手伝わないなら自分のことは自分でやってほしい。 面倒なら薬ケースは使わずに、以前のまま自分で管理して飲んで

          外面がいい夫

          家政婦としての対価をもらう

          日に日に家のことを何もしなくなっていった夫。 恐らく夫は私が何も言わなければずっと私のことを家政婦として都合よく使うのだろう。 ずっとモヤモヤしていて、でも一生このままなんて嫌で。 数日前、とにかく動かなくちゃ何も変わらない、と機嫌が良さそうなときの夫に訊いてみることにした。 「なんで最近、家事を何もしなくなっちゃったの?」 少し考えてから夫は 「そうだなぁ、とくに意味はないなぁ」 は? 私は頭の中でいろいろシュミレーションしてからこの会話に臨んだはずだった。 いつ

          家政婦としての対価をもらう

          夫と少しだけ話すことができた。 ここまで冷たい人だとは思わなかった。 あとで時間ができたら経緯をnoteにまとめておきたいと思う。 想定していた答えだったけど、本人の口から聞いたことで気分的にはすっきりした。 これからどう動こうかな。

          夫と少しだけ話すことができた。 ここまで冷たい人だとは思わなかった。 あとで時間ができたら経緯をnoteにまとめておきたいと思う。 想定していた答えだったけど、本人の口から聞いたことで気分的にはすっきりした。 これからどう動こうかな。

          長男、仕事復帰

          3ヶ月の休職。 その間、睡眠のリズムを整えるお薬を飲んで、なんとかかんとか夜眠れるようになり、無事に3月から職場復帰した長男。 1週間、無事に通うことができて、夜も眠れて、笑顔も消えず、順調な滑り出し! ここからも気を抜かず、ゆっくり見守っていきたい。 長男に休職を勧めたとき「できるだけ長いほうがいいよ。1ヶ月とかだとあっという間すぎて、元気になる前にまた仕事のこと考えないといけなくなるから」と言ったら、長男は3ヶ月の休職を申し出たみたい。 メンタルクリニックの先生は、

          長男、仕事復帰

          またビールを補充してしまった

          夫は金曜と土曜の夜にビールを飲む。 家事をしない夫に、自分のことは自分でしてもらおうと行動を変えている私だけれど、時々、自分がまるで意地悪しているように思えてしまって、そんな自分が嫌で、結局今日も夫が飲むビールの補充をしてしまった。 冷蔵庫にビールが入っていないことを知りつつ放置するということがどうしてもできない。うっかり忘れてしまえたらいいけど、冷蔵庫を開けるたびに、「あ、ビールがもうない」という情報が目に飛び込んでしまう。 今週は夫の気味の悪い行動にモヤモヤしたことも

          またビールを補充してしまった

          話し合うことができなくなった夫婦は終わりを迎える

          最近、子どもが自立したあとに訪れる夫婦の危機的状況から、話し合いの結果もとの仲の良い夫婦に戻れた、というような内容のポストなりnoteなりがよく目に入るようになった。 私が現在そういう状況にあるから目に入りやすくなっているのかもしれないけれど。 「夫婦できちんと話し合う」ということができれば、どんなに危機的な状況であっても、またお互いに協力しあい、穏やかに楽しく過ごせる日々が来るのだろう。 そんなことを繰り返して、夫婦の絆というものは強くなるのだろう。 私もこのままではい

          話し合うことができなくなった夫婦は終わりを迎える

          子どもたちとラジオ体操

          毎朝のルーティンとなっている、長男と一緒に朝ごはんを作ってからのラジオ体操。 今日は朝ごはんを作ろうとしているところに、ただいま昼夜逆転中の次男が来たので、3人でラジオ体操をした。 次男は「俺はいいや」と言っていたのだけれど、いざ私達が体操をしはじめたら一緒にしてくれて、アレンジを加えた長男の動き(通常運転)に笑いつつ楽しく体操できた。 そのあと3人で朝ごはん。 こういう時間が本当に幸せ。 次男は最近飲み始めたお薬の副作用で睡眠時間が長くなってしまって、そういえばこの長い

          子どもたちとラジオ体操

          私が一緒に暮らしているこの人は誰なんだろう?

          数少ない夫の家事手伝いが日に日に少なくなり、ついに「ゴミ捨て」のみになった。 これは過去記事。 家事はまったく手伝う気がないのだから、これまで夫のために淹れていたドリップコーヒーを自分で淹れてもらうようにして(今は水出しコーヒー)、家事をしないならせめて自分のことは自分でしてもらおうと思い、私は行動を変えていった。 たとえば、夫が飲み終わったビールの空き缶とか、クシャッとまるめて置いてあるティッシュの数々など。食卓を拭く時にそれらをゴミ箱に捨てていたけれど、ほっておくことに

          私が一緒に暮らしているこの人は誰なんだろう?

          夫のどこが好きだったのか、もう思い出せない。 ↓「はて、このオッサン、誰やったかな」の心境。 別居婚という選択肢 https://note.com/nakajimafuyumi/n/n45e8077584bf

          夫のどこが好きだったのか、もう思い出せない。 ↓「はて、このオッサン、誰やったかな」の心境。 別居婚という選択肢 https://note.com/nakajimafuyumi/n/n45e8077584bf

          (パン!)いただきます

          歳を取ると、いろいろな音が大きくなる。 たとえば、くしゃみや咳払い、おならの音。 小さい頃は、おじさんのくしゃみや咳って、なんであんなに大きいんだろう。って思ってましたが、夫も例外なく年々すべての音が大きくなっていった。 おならなんて本当にひどい。地響きに感じるくらいのときもある。 私だけじゃなくそばにいる子どもたちまで目を丸くするくらい。 本人澄ました顔してパソコンしたままだけど。 ただ、私も年齢を重ねてくしゃみが大きくなっていることを自覚している。 若い頃は「くしゅん」

          (パン!)いただきます

          喧嘩したことがない夫婦

          結婚するまで、私と夫は喧嘩したことがなかった。 夫婦になってからも、子どもが生まれるまでは、喧嘩らしい喧嘩はしたことがなかった。 子どもが生まれると、それまでの生活は一変する。 お互い言いたいことも、不平不満もたまっていく。 そして私は夫と喧嘩するようになった。 解決も仲直りもできずに眠り、次の日の朝もモヤモヤとした気持ちでいた。 けれど夫は何事もなかったかのように私に話しかけてくる。 まだモヤモヤしている私はその夫の態度に驚いて 「喧嘩してるんだけど?」 と言うと夫は 「

          喧嘩したことがない夫婦