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【読書】 生命科学的思考 著 高橋祥子

思考の切り口として、めちゃめちゃ勉強になりました。
誰でも生きている限り、“幸せだなぁ〜”とか“楽しいなぁ〜”と
思って生きたいですよね。
でもなぜ今で考えて来なかったんでしょうか。「生命原則」ってやつを。

現実は残酷なのか、いや、よく出来ているのかな。
なんとなく生きていて幸せを感じたり、楽しさを感じるような人生にはなりづらくなっています。

人間には“主観”や“意志”がある

残念なことに、、、
意図的な労力を費やさずに訪れる未来

私たちが“主観”や“意志”で描く望む未来になることはありません。
両者には差分が発生します。

それは、美味しいと思う食べ物だけを食べても健康にならないことと似ているかも知れません。何事においても人生では、長期的に良いことと短期的に快楽をもたらすものは一致しません。

だから、人間は意識や無意識に関わらず、“努力”と呼ばれるような行動を意図的に行います。

ただ、意図的に投下する資源は有限なので、出来るだけ有効に使いたいと思うのが人間の性。
そう考えたときに確実に抑えるべき、いや抑えなければならないこと、
それが「生命原則」です。

「生命原則」は私たちが生きる上で課せられている“ルール”です。
それははるか人類誕生の進化の中で築かれた、地球の生命体としている以上、従わされるルールでもあります。

生命原則を知る

本の主題は『生命原則を客観的に理解した上で主観を活かす思考法』
生命の意味はわかりますが、原則の意味を調べてみると、、、

多くの場合に共通に適用される基本的なきまり・法則。

もともとの法則。一般の現象に共通な法則。特別の例外が起こり得ることを念頭 において、一般に適用されるものとする基本的な考え方。

私たち全員は生命です。
生命原則にすべての生命は抗うことはできません。

でも、生命原則に従って生きるだけでは全く楽しくありません。
あくまでも人間は主観や意志がどのくらい反映された人生が送れているかが重要になります。 

つまり、生命原則は主観的な人生の実現に効果的な戦略を立てる上で大きな影響を及ぼしています。

当たり前のことで、スポーツにしろ、社内の出世にしろ、与えられた土俵の“原則”を知っていた方が有利になります。むしろ、原則やルールも知らずに結果を出すのは不可能です。

もし、100m走で9秒台を出すという目標(主観)を持ったとします。
人間が走る仕組みや地球上で物体が前に進む原則を知り、練習を重ねた方が早くなるに決まっています。

身の回りのあらゆることで起きていること。
何事も原則を知ることは成果を出す上で欠かせない要素の1つです。

原則 of King が「生命原則」

なぜなら、私たちの行動や思考すべてが「生命原則」に即しているからです

  • なぜこんなことやあんなことでイライラするだろう?

  • なぜダイエットは3日坊主で止めてしまうのか?

  • 人生の目標はなぜもつべきなのか?

  • 努力はなぜ必要?

小さな疑問から大きな疑問まで生命原則が関わっていることは間違いありません。
生命原則を知れば、なぜ対処出来ないのか。対処するにはどうしたらいいのか。
納得しやすくなるし、自分の行動を変えるきっかけになります。

生命原則を知る3つの効果

本の主題である「生命原則を客観的に理解した上で主観を活かす思考法」。
同思考法は3つの効果をもたらしてくれます。

  1. 人生観の抽出や実践

  2. 目標に対して効果的なルート(方法)が決められる

  3. 目の前の事象を想定・対処がしやすい

現代は情報過多で自分の主観が何なのか。わからなくなりがちです。
“やりたいことやればいいんだよ”とか言われても、それすら何なのかわからない。

まずは生命原則を知り、自分の主観=人生観は何なのか。
考えてみましょう。

その上で人生観を実現する方法を検討します。
そこにも生命原則が重要な役割を果たすはずです。

そして、やろうとしてもできない、上手くいかなないなどの具体的な事象が必ず出てくるはずです。
と予想するのも生命原則的にそういうもんだからと私が理解しているからです。

原則を抑える思考

本のタイトルでは“生命原則”を取り上げていますが、何事も原則を知る、ルールを知ることから始める重要性を感じさせられました。

受験で結果を出す人は生まれつきのIQ的なこともありますが、“受験とはどういうものなのか”を分析ししたり、自分にあった勉強法は何なのかを模索します。

それは、“受験”や“自分”を分析し、それぞれの原則を知ることからスタートしていると考えることが出来ます。

原則やルールを抑える重要性は欧米では当たり前です。
自国に有利になるようにスポーツやビジネスのルールを決めようと彼らは常に考えています。 

同著で学んだ細かい原則については、後日書き記していきたいと思います。

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