子どもというものはなぜ、あんなにピストルが好きなのでしょう？本来のピストルの恐ろしさを理解できるはずもないまだまだ子どもなお友達ですから、察するに、あの「ピストルを構える格好」や、何とかレンジャーで悪役を倒すあの「瞬間」更に無骨でひんやりとしずっしりと手に吸い付くようで心地よさそうな「重さ」が子どもの心をわしづかみにするのでしょう。実際お友達は本物を見たことも触ったこともないピストルを器用にブロックで作り「格好いいなぁ！」って悦に浸っております。

　そんなあこがれのピストル。実は、たかちてんてい持ってるんですねぇ。この時期は特に大活躍。ピストル片手にお友達の前に参上すると「うぉ！本物だぁ！今日は本物するんだね！！」って、目を輝かせてたかちてんていに寄ってきます。

　とはいっても、あれです。弾丸が飛び出すピストルじゃなくて「スターターピストル」です。かけっこの時にピストルに雷管を詰めて「よーーーい。パーーン！」って鳴らすあのピストル。

　大きな音の出るこのピストル。人気は人気なのですが、あまりに大きな音がでるので、毎年スタートの合図が怖くて泣いちゃうお友達がおります。そんなお友達には「怖くないからねー」とか「少し離れてあげる！」なんて色々と声をかけてピストルの音にびびらないようにしているのですが、今年は泣き出しちゃうお友達がおりません。逆に走る気満々で、ピストルの合図をまだかまだかと待っているようです。

　今年の体育フェスティバルの駆けっこ。年長さんのリレーはもちろん、年中さんの障害物競走や、年少さんの円周駆けっこ。どれをとってもみものですよ！！
【2009.0914】