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【文脈】(コンテクスト)という【捉え方】(第4回)

いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。

私、先日より【文脈】という【概念】で、【創作】とそれを取り巻く【環境】について【考察】を巡らせております。

前回は、『【文脈】を観ている【観察者】』へのアピールを含め、『【文脈】に対して【提案】を投げる【意義】』というものの意義について【考察】しました。こうして【提案】を投げることで、『【文脈】に所属する』という向き合い方ができる――という【概念】もご紹介しております。

今回はこの『【文脈】に所属する』ということが何を意味するか――というところに思いを馳せてみることにしましょう。

ここで『【文脈】に所属する』という【概念】をご【提示】しましたが。
 『【文脈】への所属』というものは『【文脈】を観ている【観察者】』の【認識】によって成立するものです。よって【作者】が意識的に行うものとは限りません。
 ただし『【文脈】上で近しい【作品】や【作者】』というものは確実に存在します。端的な例としては『趣味嗜好が近しい【作品】や【作者】』などがこれに当てはまりますね。こういった【作品】や【作者】と接触を深めておくと、さてどうなるでしょう。具体的には【作品】を公の場で応援したり、【作者】と交流を深めたりということになりますが、そうすると『【文脈】の存在』は【認識】しやすくなる道理ですし、また関連を発信することになるわけですから『【文脈】を観ている【観察者】』の視野にも入りやすくなる道理でもあります。

そう考えてみると、さてどうでしょう。自分自身の趣味嗜好であるとか、自分の【作品】に該当する【文脈】(複数)に(そうと【認識】せぬうちに)所属・接触している可能性が考えられます。

【文脈】と接するようになれば、『【作者】としての自分』や『自分の【作品】』の差別化要素を【認識】する機会も生まれるようになりますし、また『【作者】としての自分』や『自分の【作品】』が持つ要素を【提案】として【文脈】へ投げ入れることも可能になってきます。そうしたアクションで【文脈】に関わる人々から反応をもらえる可能性は高まりますし、【作者】や【作品】が【認知】され広まる可能性も生まれやすくなるはずです。

ただし、ここで。
 特定の一つの【文脈】に依存してしまうのは危険というものでありましょう。【文脈】は【流れ】ですから変化もしますし、【栄枯盛衰】もまた当然。ならば依存した【文脈】の変質や衰退に引きずられる危険も充分にありますし、同時にこの現象によって『既存の地位を失う』こともあり得るわけです。
 よって一つの【文脈】だけにこだわるよりは、複数の【文脈】で存在感を保ち続ける方が、【作者】にしても【作品】にしても命脈は保ちやすいものと考えられます。もちろん特定の【文脈】で主流に押し上げられたらしめたものではありますが、同時にその一カ所にしがみ付くのは危険――という、これは【推定】です。

そういう考えを持ちながら周囲を見渡してみるに、『Web小説という【文脈】』もあれば『ネット文化という【文脈】』も存在するわけです。もちろんその【文脈】は細分化して【認識】できますし、また外の【文脈】とも合流・接触してもいます。【解像度】を上げて観察してみれば、そこには『自分の取りたいアクションのヒント』が横たわっているはずです。

このアクションを起こす際、アピール・ポイントは【提案】という形で出していくのが望ましい――と、私は考えます。
 元より【文脈】に対しては、『【作者】としての自分』も『自分の【作品】』も、完全一致などするはずもありません。そこには本来、尖った【個性】がひしめき合っているのですから。逆に完全一致を目指してしまったなら、その時は再現し切れなかった部分に物足りなさを覚えさせるだけの【劣化コピィ】に堕してしまう危険性が極めて大です。この危険性は、『単なる後追い』の姿勢であればあるほど増大するものと、私は考えます。
 これを反面教師とするに、自分の【個性】を示すに当たっては、『既存の【文脈】に対する【提案】としての【位置付け】』を把握しておくのが吉でありましょう。それこそ後付けであろうとも、この【位置付け】を【考察】して【広報】や交流に反映していくのも一手ではありそうです。

さて、今回は一旦ここまで。

こう考えてみるに、【文脈】とは『【広報】を含めた立ち回り』にも深く関わってくる【概念】――とも【認識】することができますね。そうやって眺めてみれば、ヒントを見付けやすい立ち位置に思いを馳せることにもなりそうです。
 さてこの【文脈】、視点を引いてみれば、世界に多々ある【潮流】を捉える【概念】としても役立ちそうです。つまり『多重並列で進行する事態』を【考察】する上での利点があろうかと。
 次回は、この点に【考察】を巡らせてみるとしましょう。

よろしければまたお付き合い下さいませ。

それでは引き続き、よろしくお願いいたします。

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