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地球儀を回すように

宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』を観た。

キービジュアルとタイトル以外の
事前情報ゼロで映画を観るという経験を、生まれて初めてした。

あらすじも声の出演者も主題歌も、全く知らない。

まっさらな状態の自分で映画を観るという体験を作り出してくれた宮崎駿監督に、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいだ。

内容は言及しないが、
『千と千尋の神隠し』の要素もあり、
『もののけ姫』のエッセンスもあり、
『となりのトトロ』の一面もあり、
『ハウルの動く城』を感じる部分もあり、
スタジオジブリ作品を形作るファクターが盛り込まれた作品だった。


鑑賞後、一緒に観に行った人は
「今までの作品はテーマがわかりやすいけれど、今回は難しいね」
と感想を述べた。

確かにそうだな、と思った。

子どもの頃初めて
『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』を観た時は単純に、個性豊かなキャラクターのおもしろさや、自分と同世代の子どもが主人公であるストーリーに惹きつけられていた。

『火垂るの墓』や『もののけ姫』は、少し怖かった覚えがある。

今、自分が子どもの目線で
『君たちはどう生きるか』を観たら何を感じるんだろうか。

そして、現在大学4年生の私は、どう生きていこうか。
とりあえず上映されている間に『君たちはどう生きるか』をもう一度、映画館に観に行こう。

打ち上げ花火
🎆

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