見出し画像

『僕の姉ちゃん的生活 明日は明日の甘いもの』益田ミリ

大好き益田ミリさん☺️

ほとんどの作品を持っているし、何回も読み直している。

優しい絵柄と、クスッと笑える台詞や人間の中の率直な感情。
益田ミリさんの作品はどれも、大丈夫だよ、と優しく背中を押してくれて、頑張りすぎないでね、と寄り添ってくれる。


そんな益田ミリさんの作品の中でもユーモアに寄っていて、姉ちゃんにハッとさせられる『僕の姉ちゃん』シリーズ。

松本に家族旅行に行った際に、泊まった宿で読了。
温泉気持ちよかったな〜

どこにでも鞄に本を詰めて行く
📙
目当ての松本市美術館
草間弥生さんは
永遠の大スタア❗️
🎨

素直でおっとりとした弟の順平と、しっかりものでパワフルな姉のちはるの、二人暮らしの話。

恋愛観、仕事論、力の抜き方など兄弟はよく話し合い、そして弟の順平はよく姉ちゃんにボコボコに言われる。笑

それでも弟は姉ちゃんのことを尊敬しているし、姉ちゃんは弟を見守っている。
順平はよくちはるに質問をし、ちはるはため息をつく順平に「姉ちゃん、は行に頭下げたる」と言う。
帰り道の途中で会ったら、一緒に並んで帰る。

そんな二人の関係性に元気づけられ、ほっこりする作品だ。


「順平、立ち直る時間は人それぞれでよいのであーる」
「それよか、「傷ついた理由」を軽く扱わないのが本当に強い人間ではないのか」
「うん」

『強さ』より

「こっちが好きなのわかってて、わざと冷たくされる恋を終えるときは、むしろアドレスは消さぬ」
「そのココロは?」
「「連絡できない」のではなく「連絡しない」自分をホメるためだっ」

『恋の終わり』より

「明日のデートお弁当つくってくんだー。けど、本当につくるのは「そんなこともしたわたし」ってゆう思い出〜」

『お弁当』より

姉ちゃんみたいに強くしなやかに生きたいし、順平みたいな憎めなさを持つ可愛い人に憧れる。

疲れた日にはビールを飲んで、良いことがあったら甘いものを食べよう。
人生の道は一本だけだけど、太いからスライドできるのだ。

珈琲美学アベ
食器が素敵
☕️

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?