野田佳彦

料理レシピなど

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最近の記事

死のうと思った最初の記憶

希死念慮はある程度あるにはあるが非常に薄く、概ね誰かさっさと殺してくれないかなと受動的なものでしかないが、能動的に死のうと考え実行に移そうとしたことが、確か16歳のころに一度だけある。 原因は全く覚えておらず、多分親と喧嘩でもしたのではないだろうか。 部屋着にコートを羽織って家を飛び出し、近所の丘の公園に登った。昼間とは言え北海道の真冬日であり、とりわけ寒い日だったのを覚えている。 公園のはずれの人が来ない白樺の林の中に身を横たえ、眠るように凍死するのが目的だった。 人が来な

    • ムース作り 二日目

      コンソメ作りは料理が趣味の人に遍く薦めたい。一時間煮込み時点で味見すべく汁に塩を振って舐めただけで、唸り声を漏らしてしまうほど旨い。それが時間を重ねるごとに旨さが増してゆき、三時間後にはとんでもない化物を生み出してしまったかのような気分になる。 昨日の続き。コンソメが出来てしまえば後は早い。 ネギをコンソメで煮詰めてフープロでピュレにするポロネギは私の行動半径には売っていないので最初から諦め、下仁田ネギで代用予定だったが、それも無かったため、上州ネギという下仁田ネギと長ネギ

      • ムースを作る

        ネギのムースを作ることにした。 材料は先程買ってきた。手順としては ・鶏ガラでフォンをとる ・手羽先と香味野菜をフォンで煮詰めてジュをとり、ジュレに固める ・胸肉と香味野菜をフォンで煮てコンソメを作る ・ネギをコンソメで煮詰めてフープロでピュレにする ・七分ほど泡立てた生クリームにゼラチンとピュレを併せてムースに固め、上にジュレを乗せて出来上がり となる予定 私も何を書いているのか半分しか理解していない。 ビストロなんかだとジュもコンソメも常にあるだろうからさほどの手間

        • 登山を始めました。 なかなか楽しいです。 まだ始めたばかりで、山に関して特に語れることなど無いのですが、これから始めるご同輩がいるのなら、トレッキングポールはあった方が良いと強く思っております。 両の手に持ったポールで地面を突いて進む訳ですから、腕の重みと突く力の分、少なくとも10kg以上は身体が軽く感じますし、推進力も上がります。 体力も技術も伴わない初心者であっても、ポールによるサポートで登れる山に少し下駄を履かせる事が可能になります。また上半身の筋力も動員するのでダイエ

        死のうと思った最初の記憶

          産廃屋の思い出

          数年前、東京に移住してすぐに、産廃プラントでバイトした日をふと思い出した。 ココ壱方面の騒動をニュースで見て、これは産廃屋として非常にマズく、かつどの業者でも起き続けているのだろうなという感想。 と言うのも、産廃プラントでの朝礼や講習なんかで定期的に言われていたのが、廃棄物を持ち帰るのは絶対にならんということで、直接的に換金可能な金属類等は窃盗にあたるわけで当然としても、如何なる価値のなさそうな物であっても、持ち帰ることはまかりならんと繰り返し言われていた。 何でも以前に、

          産廃屋の思い出