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無理はできないけれど・・・・

精神疾患を発症してから約14年が経った。

だいぶ回復してきたが、今も疲れやすさが残っているため、全力を尽くすこと難しい。

「全力を尽くす」というのは、自分の限界に挑戦することを意味する。

しかし、一度精神疾患になると無理ができず、無理をするとまるで崖から落ちるかのように体調を崩す。

はじめ「自分は無理ができない」と気付いた時は、絶望感を感じた。


同年代の人々がある程度無理ができるのに、自分にはそれができないのかと。

限界を超えなければ成長できないのではないかと心配になったり、そのことで他人に見下されるのではないかという不安が頭をよぎった。

しかし、時が経つにつれて、私の考え方は変わった。

「わざわざ限界に挑む必要はない」と思うようになった。

限界を超えなくても人は成長することができる。

自分のできる範囲で努力すればよいのだと。

無理をすることはリスクが伴う。

若い時は睡眠を削って頑張ることができるかもしれません。

しかし、長期的な健康リスクを考慮すると、それは危険なこと。

大きなリスクを冒さなくても、小さな行動からでも十分に成長は達成できる。

むしろ、安定して成長できることの方が魅力的だったりする。

童話じゃないけど、人生はウサギのように急ぐ必要はなく、亀のようにゆっくりとでも確実に目標に向かうことも十分価値がある。

無理ができないことは、実は利点かもしれない。

毎日無理をしなければ生きていけない社会の方が、むしろ問題がある。

無理なく、自分らしく生きること。

これさえできれば、いいでしょう!

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