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看護師として「寄り添う介護」を追求する

看護師 平井さん
社会福祉法人富山聖マリア会 特別養護老人ホーム常楽園
(富山県中新川郡上市町)

「住み慣れた地域で長く暮らしたい。」
そんな地域の方の思いに応えようと、富山県中新川郡(上市町、立山町、舟橋村)にある3つの特養の施設が連携し、地域福祉の「今」を真剣に考える「中新川福祉の魅力発信プロジェクト」を実施しています。
 
今回はそのプロジェクトの一つとして、子育ても経験しながら、看護師として17年勤務している平井さんに福祉の仕事の「現在地」をインタビューしました!

 *特養:特別養護老人ホームの略称

介護士と連携して「寄り添った介護」を追求する

かつては病院で勤務をしていましたが、当時まだ子どもが小さかったため、自宅近くで通勤時間がかからないところを探していた時に、特別養護老人ホーム常楽園を見つけました。
最初はパート勤務をしていて、子どもが小学生に上がったタイミングで正社員になり、現在は入職17年目となります。
 
看護師として日々、介護士さんから上がってきた情報をもとに処置を考えたり、病院への受診の判断も行っています。責任も大きく、まだまだと思う所もありますが、介護士さんと連携してご本人に合った対応ができた時、寄り添った介護ができていることを感じます。
 
また、常楽園では、最期まで施設で過ごされる方が多くいらっしゃいます。家族が一緒に過ごす大切さや、最期まで本人と向き合えることの素晴らしさなど、日々様々なことを学んでいます。家族や入所者の方と関われることや日常的に寄り添って仕事ができることは、人間として成長できると思っています。

変化する状況の中でも、「何が出来るか」

新型コロナウイルスの流行があり、施設内のケアの在り方も大きく変わりました。
外部の方を招いたレクリエーション、ご家族との交流の機会など、今までの形を継続できなくなりました。コロナの影響は、入所者の方だけじゃなくて職員にもありました。今まで、一人でできないことは、いろんな職種の人たちと相談しながらやっていたのですが、それが全然できなくなってしまったんです。
 
そんな経験があったからこそ、職員同士や入所者の方同士、またご家族との交流が、大切で何ものにも代えられない価値があったことに気づきました。
これまでと同じ形は難しくても、今の状況下で「何ができるのか」を考え、新しい場面に合わせて変化ができるように、看護師として看取りまでの過程の関わり方を見出して、ご利用者の生活を支えていこうと思っています。

働き方を変えながら長く働ける

福祉の職場のいい所は、「休みを取りやすい」という所です。子どもの行事に合わせて休むことができます。私はリーダー職を任されていますが他の方と同じように休むことができて助かっています。
また、私もそうだったのですが、子どもが小さい頃はパートで働き、大きくなってから正社員になるなど、いろいろな働き方ができることも子育てに理解ある職場だからこそできることだと感じます。
 
仕事内容もとっても面白いんですよ。何よりも、入所者の方との交流はとっても楽しいです。
介護施設で働くことの面白さは、入所者の方と継続的な関係を築くことができるところにあります。また、全体を見る視野の広さやコミュニケーション能力も得られ、自分の成長にもつながると思います。
この記事を読んでくださっている皆さんもぜひ、介護施設に来てみてください!

平井さんの職場・常楽園はこんな施設!
富山県上市町
社会福祉法人富山聖マリア会 特別養護老人ホーム常楽園
*施設ホームページを見る*

中新川地域の福祉職場は働きやすい!
もっと働くイメージを膨らませたい方は、こちらのパンフレットをご覧ください。

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*本記事は「令和4年度富山県小規模法人のネットワーク化による協働推進事業」の一環として制作されました。

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