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2024年 38冊目『経営中毒』

エッグフォワードの徳谷さんの本です。

第4回JAPAN PODCAST AWARDS ベエトナレッジ賞を受賞した内容が本になったものです。

冨山和彦さんが「社長をやった人にしか、この快感は分からない」と帯に書いています

経営者は孤独です。

社内で弱いところを見せることもできません。

孤独、孤立に苦しむリーダを救いたいというのがこの本を徳谷さんが書いた理由です。

大変な状況に対して戦っているのはあなただけではないってことを伝えてくれます。

以下は、各章で私がポイントかもって思ったところをメモしました。

1章は、さっそく資金繰りの話です。

給料日が楽しみな日から恐怖の日に変わるという話から始まります。

目の前のキャッシュが潤沢で無いので、未来のために先行投資などできません。

自身の失敗エピソードも載っています。

コンサルとして経営のプロだと思っていたのが、会社の看板が無くなったらどうなったかを赤裸々に書いています。

2章は、人の問題です。

創業まもなく人は辞めるし、経営メンバーも辞めていくという現実を書いてくれています。

お金は払えないし、SOでは人は止まらない。

本気のMVVが重要だとあります。

肩書にこだわったり前職のツテで仕事をした感を出す人は要注意とあります。

そもそも人が辞める理由は社長本人にあるという自覚を持つ必要性が大きく書いています

3章は組織の対立による崩壊の話です。

タコつぼ化が混乱を招き、100名の壁が立ちはだかります。

組織つくりには社長の思想や本気度が現れるとあります。

そしてコンプライアンスを軽視すると悲劇が待っているとアドバイスしてくれます。

4章は最初のプロダクトがうまくいかない理由を書いています。

作りながら修正し続ける意識を持たないと拙い。

お客様は課題を教えてくれないので、自分で考えないといけない。

ユーザーに試してもらいまくるのが重要

ビジネスの王道はTTP、でも転職者が転職先で類似商品を開発

5章は事業売却など出口戦略

IPOしても社長はロックアップで逃げられえない。

MAも1つのエグジット。

6章は、いつも悩み、いつも決断

とにかく速く、柔軟性も重要

撤退の判断こそ重要

どこまで成長しないといけないのか?(答えがない問)

バーンアウトしてしまう。
これをどうするのか?

▼前回のブックレビューです。

▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。


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