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2016年 69冊目『百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない 帝国データバンク 史料館・産業調査部編』

帝国データバンクによると、日本には100年以上継続している「老舗」企業が2万社以上あるそうです。

帝国データバンクには118万社データがあるので、1.6%が創業100年以上企業という事になる。

ちなみに創業200年以上の企業は938社、300年以上では435社。

最古の企業は2004年に中堅ゼネコン高松建設に支援を受けて継続した「金剛組:聖徳太子に百済から招かれた宮大工が四天王寺を建立して以来、寺院建築に携わる」が西暦578年創業、つまり1400年以上事業継続している計算になります。

老舗の経営者の平均年齢は62歳と全体平均の59歳より少し高齢。

出身校は慶応、日大、早稲田、明治、同志社などが並びます。

年商3億円未満の企業が63.1%と全体平均の75.1%より少し低いようです。

財務的には、営業粗利率、営業利益率は全体平均より低く、経常利益は全体平均より高いと言う結果になっています。本業外の資産を活用して収益を生み出しているのが分かります。

後継者に移管する際に倒産や業績悪化の傾向もみられます。

老舗企業の事例なども載っていて面白い本です。

この手の本を数冊買ったので、順次読んでいこうと思います。

▼前回のブックレビューです。

▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。



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