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雑感103 わたしの2023年

 年の瀬なので、今年を振り返っておこうと思う。今年だけの特徴だが、3ヶ月ごとに区切りをつけて過ごしてきた。そんな年は今までもなかったし、この先もあまりないと思う。変則的な感触が、一年を通して続いた。

 1月から3月は、わたしの採用試験と子どもの受験に追われる。わたしの試験は1月、結果は2月、所属先が決まるのが3月という、気分的に落ち着かない日々が続く。子どもは2月と3月が本番で、合間に卒業式という大きなイベントが挟んでくる。決まったら、すぐに入学手続き。お金と時間が消えていった。
 4月から6月は、子どもの入学と新しい職場で慣れていく期間だった。学校の年間行事として、いつ何があるのかわからないことに戸惑う。学校に言われるままに動く日々だった。幸い、職場は少し関わったことのある部署になったので、少し気分が落ち着く。全く知らない部署に入ると、仕事を一から覚えることになるので、やはりその差は大きい。大きく環境が変わったついでに、文校の通学部に復帰する。毎日の弁当作りも、わたしの生活を変えた。
 7月から9月は、暑い夏だった。子どもの部活の道具を揃えたり、オープンキャンパスに付き添ったりと、忙しかった。8月から、ベートーベンの第九の合唱練習が始まる。3年くらいブランクがあるので、思い出すのに一苦労だ。9月は職場が変則的な勤務になり、意外と神経を使い果たして疲れた。9月の終わりに、一人でツアーに参加する。ツアーは全て手配してくれて楽なのだけど、それだけではちょっと物足りない気分も。やはりわたしは、自分で手配して動く旅の方が合っているみたい。
 10月から12月は、全ての土日が予定で埋まるほどになった。それだけ魅力的なイベントが多い秋だけど、もう少し体力と相談するべきかと反省している。イケフェス大阪で建築巡り、東京出張(名建築巡り)、船場博覧会、長沢芦雪展、一万人の第九と雪崩のように楽しんだ。もっと他に入れたい予定もあったのだけれど、予定が重なって断念したのもある。夏にできなかった家族旅行と、新しく暦の勉強もしたのも、この時期。
 
 出張も含め、後半に旅ができたのは楽しかった。2024年も新鮮な体験をしてみたい。また、9月までは詩を書くことが多かったのだけど、10月から小説に力点を置くようにした。といっても、なかなか作品には仕上がらないのが難である。健康面では、家族が無事に過ごせたことに感謝したい。
 2023年は動きが大きかったので、不安定な気持ちでいたことが多かったように思う。2024年は環境を整えて、土台を作ることも考えようと思う。
 まずは断捨離と片づけだ――というのは、毎年言い続けていて、既に「やるやる詐欺」状態だけど、もう本当に何とかしたい。わたしの2024年の計画は、ここから始まる。

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