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雑感101 わたしがタロットカードを引く理由

 どうして、タロットカードに魅かれるのだろうと思っていた。わたしは占い師ではない。なってみたいと思ったことはあるけれど、今のところ占い師は名乗っていない。それでも、折に触れタロットを引き、タロットのサークルに参加している。
 初めてタロットカードに触れたのは、小学生の時だった。占い雑誌の付録で、ペラペラの小さな紙のカードだった。大アルカナのみだけど、オリジナルの絵が描いてあったと思う。後にウェイト版を買ったときに、特に絵を覚える苦労をしなかったのは、小さな薄いカードが支えてくれたからだ。
 先日、サークル内の話の流れで、「(カードを解釈する)語彙を増やしたい」と言った。自分でも、どうしてそんなことを言ったのかわからない。ただ、さまざまな人の読み方や言葉を集めたいと思ったのだ。
 タロットのデッキ(並べ方・形式)も調べ出すと面白いけれど、それよりも一枚一枚が持つ世界を知りたいのかもしれない。あるいは、カードたちが語る物語を聞くようなことを。
 やっとタロットと同じ方向を向いて、歩き出せるような気分になった。向き合うよりも、同じ方向を見る方が本音が言えるものだから。

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