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【書評】小中高生に是非オススメ 『世界一やさしい 問題解決の授業』 渡辺健介 ダイヤモンド社

人は何も意識せずに生きていると、時間だけが過ぎていきますよね…

そうじゃなくても、年を取るつれて時の流れがはやく感じる。

また、何か新しいことを始めたいけど、中々始めれない時もあります。そして、小中高生の人はほぼそんな状態なんじゃないでしょうか。
何から始めれば分からないけど、とにかく親や先生の言われた通りにこなしていく時期な気がします。
ただ、ずっーとそれではいけないですよね。

そんな時に、読んでほしいのが『世界一やさしい問題解決の授業』です。この本は自分で考えて行動し、経験を生かして前向きに生きるための問題解決能力について、大きな要点は少なく大事なことが丁寧に書かれております。

まず、本書ではこんな人たちを紹介しています。

・どうせどうせ子ちゃん‥何か問題にぶち当たると、『何をしたって変わらないんだ…」、「僕には才能がないからできないんだよ」などと、すぐに諦めてしまい自分の頭で考えることを放棄してしまうタイプ。

・評論家くん‥口達者な人です。「何々が悪いんだ!」、「こうするといいぜ」と他人のことや指摘はするけど、自分は動かないタイプですね。

・気合いでゴーくん‥何に対してもやる気があって前向き。気合いは十分ですが、目標や自分の意見を持っていない人です。先輩や他人についていくタイプ。

・問題解決キッズ‥常に具体的な目標を持っており、問題が起きたらただ嘆くのではなく前向きに行動します。失敗や経験からも学ぶので、どんどん成長します。

僕も、子供の頃はどうせどうせ子ちゃんが心にねっとりくっついていた気がします。常にではなくても、たまーに上の3人になってしまう人も多いのではないでしょうか?
それでもこの本にはしっかり問題解決キッズになれる方法が書いてあったので安心してください(^^)


そこでまず、問題解決とは何か?

問題解決とは、ひらたくいえば、「現状を正確に理解し」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手まで考え抜き」「実行する」ことです。

例えば、「数学の成績が下がってきた」としましょう。ただ、「下がってきた」という現象を理解しただけでは、何も変わりません。どんな問題が解けなかったのか、なぜ解けなかったのか、原因をも見極められれば、一歩前進です。P19

上の説明をみると難しく聞こえますが、ただ問題を捉えるだけではなく、その原因をとことん考えることが必要だと解釈しました。

本書では様々な考える方法を紹介してあるのですが、その1つが「分解の木」というもの。

アイデアをもれなく出すために、具体的な案を書くことです。
どんな些細な事でもいいから、問題をぶつけて分けてく感じです。

本書の例では、クラスの生徒を30人を分けるにはどうするか?といったもので、男の子と女の子、左利きと右利き、背が高い低いなどでどんどん細く分解していく。
そうすることで、はじめは思いつかなかった事例が浮かんできます。

当たり前の方法な気がしますが、いざ紙に書いてしっかりやってみると目標設定がより明確になるかもしれません(^^)

この他にも、より考えて生きるためのノウハウが例をたっぷり混じえて解説してあり、ページ数も100ページほどなので、是非あまり本を読まない人にもオススメです!

最近第二弾も出版されたのことなので、そちらも書評するかもです(^^)

#書評 #本 #問題解決 #授業 #コンテンツ会議






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