中澤ゼミ(早稲田大学)

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最近の記事

スポーツと格差 経済格差の反映と再生産

今回は格差について議論の中で、スポーツに関連していた箇所を抽出してまとめる。 スポーツは誰でもアクセスできる平等なものだろうか?答えはNoだ。 今回の議題は、 「スポーツは、経済的不平等を反映させるものであると同時に、経済格差を再生産するものであるか」というものだ。 ① スポーツが経済的不平等を反映する ② スポーツは経済的不平等を再生産する に分けて考える。 ①スポーツが経済的不平等を反映する 具体的にスポーツが経済的不平等を反映する局面を挙げる。 ・優秀

    • 格差について スポーツ社会学ゼミ

      お久しぶりです。ご覧頂きありがとうございます。先輩からアカウントを引き継ぎ、初めての投稿でございます。今回は、格差についてです。温かい目で読んで頂けると、幸いです。 今日のゼミでは、格差について議論した。格差ってそもそも何?解決するべき問題なの?と、格差を根本的なところから考えた。 🌟格差とは、何か 格差とは、序列をつけることが可能なものの間の差と定義した。序列をつけることが可能であることは、比較する事象が、ある程度同類であることを前提としている。格差がもたらすものとは

      • 漕艇部社会調査 インタビュー文字起こし

        • 早稲田大学漕艇部における社会調査実習が始動しました!!

          3度目の緊急事態宣言が発令され、手放しに喜べないGWとなってしまいましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。 中澤ゼミでは今学期から対面授業が本格的に再スタートし、久しぶりに(人によっては1年ぶり!)ゼミ生同士が顔を合わせることができました。やっぱり対面っていいですね。 さて、現在中澤ゼミ4年では、これまで学んだ方法論を踏まえて、社会調査を実践しています。今年は漕艇部(「そうていぶ」って読みます。ボート競技のことです。)を対象に調査をすすめていきます。 3大早慶戦・世界3

        スポーツと格差 経済格差の反映と再生産

          科学を科学たらしめるのは何??カール・ポパー「推測と反駁」【ディスカッション紹介】

          10月22日は、「知的複眼思考法」の第3章『問いの立て方と展開のしかた』、第4章『複眼思考を身につける』及び、カール・ポパー著「推測と反駁」を読んだうえで、ディスカッションを行いました。 前週は複眼思考のベースとなる概念を学び、そもそも複眼思考がどのような時に必要なのか議論をしましたが、今週はより実践的な技法を学びました。複眼思考を持って問いを立てることは、社会科学の方法論そのものと言えますね。 一方、「推測と反駁」では科学と疑似科学の違いとは何か(境界設定問題)、科学的

          科学を科学たらしめるのは何??カール・ポパー「推測と反駁」【ディスカッション紹介】

          知的複眼思考は万能なのか【ディスカッション活動紹介】

          課題書籍 苅谷剛彦「知的複眼思考法」 知的複眼思考とは、ありきたりの常識や紋切り型の考え方(ステレオタイプ)にとらわれずに、自分自身の視点からものごとをとらえ、考えていくための方法のことを意味します。相対する表現として、単眼思考というワードがあります。  本書の著者(苅谷剛彦さん)は、毎年大学の授業でこの知的複眼思考法を紹介するために、以下のことをするそうてす。まず、学生に何らかのレポートを書かせ、そこに赤ペンで"A・B・C・D"の何れかを記します。翌週に回答を返却した際に

          知的複眼思考は万能なのか【ディスカッション活動紹介】

          スポーツ格差(inequality in sport)

          スポーツ社会学はスポーツを社会学的な視点で分析・考察する学問です。 「格差」について大きな関心がある社会学。スポーツ社会学は「スポーツ×格差」の現象やそのメカニズムの解明に挑戦してきました。 そんな「スポーツ格差」の現状分析、メカニズムの解明や格差是正策の考案を私たちスポーツ社会学ゼミでは挑戦しています。 スポーツについて関心のある私たち、将来スポーツに携わりたいと思っている私たち、子どもたちにスポーツの素晴らしさを教えたいと思っている私たちはスポーツ格差について知って

          スポーツ格差(inequality in sport)