2022年in🇩🇰

2022年8月22日。
カナダのバンクーバーのメインストリートという、バンクーバーの中でもお洒落な雰囲気のカフェやお店が沢山ある地域。キツラノ・ガスタウン同様に好きな地域である。今はその中のカフェの一つである、Foglifter coffee でこの記事を書いている。

日本から出てもうすぐ8ヶ月。9ヶ月目に突入しようとしているこの時期に、今回の留学生活を振り返ってみる。

去年の1月に日本を出て、長時間フライトを経てヨーロッパの北欧、デンマークから私の留学生活は始まった。何度か短期滞在や旅行で海外に行ったことがあるので、慣れているつもりであったが、何もかもが新鮮だった。
なぜかというと、私は今までいわゆるアジアの途上国と言われる国しか訪れたことがなかったからだ。
初めての先進国、
英語を使わなければ生活していけない環境、
自分から発信していかないと誰も助けてくれない状況、
自分が完全マイノリティーであるこの環境全てが新しかった。
だから戸惑いしかなかった。
私が通ったのは、デンマークのフォルケホイスコーレの一つ、Vraa hojskole 。
デンマークの最北端に位置する学校で、アート専門学校のようなところ。全寮制で、同じ学校の生徒と授業だけでなく、生活も共にする。一つの施設で生徒も先生も一緒に生活をする。
初めの1ヶ月はとにかく全部が新鮮で、楽しかった。それでもやっぱり辛いことも多かった。
英語は勉強していたとはいえ、スピーキング能力が圧倒的に低かったので言葉は出てくるはずもなく、でもルームメイトが助けてくれたり、同じドミトリーの子が話しかけてくれた。色んな人に助けてもらった。それでも、英語で意見もしっかり言えない、わからないことがありすぎて何から聞いたらいいのかわからない、デンマーク人はデンマーク語で会話するので自分のことを言ってるのではないかと全員が敵に見えた。
全部が恐くて、先生に小さなお願いさえできなかった。今思えば、当時の自分がどんだけちっぽけに思えるだろう。笑 でも当時は必死だった。色んなことに適応しようと必死だった。
今もう一度この学校に戻ればもっと色んなことができたのかなとも思うけど、そういう経験があってよかったと思ってる。
そんなこんなで2ヶ月目。生活には少しずつ慣れてきて、授業も始まって少しずつ友達も増え始めた。同じドミトリーの子たちと一緒に生活する時間を長くして、仲を深めていった。やはりほぼ一日中同じ寮の子たちと生活して、遊んでとしていく時間が長いほど、謎の信頼感が生まれる。拙い英語で深い話もできるようになった。
そして3ヶ月目。だいぶ距離も縮まって、夜も遊んだり、ゲームをしたり、映画を見たり。何気ない時間だったけど、今思えばそんな何気ない時間が楽しかった。でも当時はそんな時間が少し勿体無いと感じた。なんでだろう、多分やりたいことをする時間とのバランスがうまく取れていなくて、何もできないのに遊んでていいのかなーなんて完全日本人マインドだったんだろうなーと今思えば感じる。それでも、服造りに熱心に取り組んでたし、その時はその時で楽しかったんやと思う。でも3ヶ月経ってみて、デンマークは今の自分には少し違うと感じた。これは今も同じ思いであるが、今の私にはもう少し、ギクシャクとした環境が欲しかった。私も頑張らなきゃ!って思う環境が欲しかった。デンマークでの生活はどちらかというと、頑張らない生活。自分のありのままにやりたいことをする。という人生において大切なことを知るための場所やったからやと思う。
それでも、また自分が頑張って成長した時に絶対に戻ってきたい国。

1年前にこんなこと書いてましたが、今思えばデンマークでの経験は、私の人生で必要なことを沢山学ばせてくれた環境でした。
その上で、今は頑張る時期である。と判断してカナダに移動したのだと思います。
去年は本当に心の変化が激しい1年でした。それでも色んな人に助けてもらいながら、頑張ることができていました。これからも人に助けてもらって生きる人生なのは変わりないので、周りに感謝しつつ、その人達に恩返しができるようになるために自分自身も頑張っていこうと思います。

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