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28歳が終わろうとしているので、「本を推すこと」への愛を語らせてください。

思い描いていた「キラキラ28歳」ではなかった、と思う。

わたしの中で「28歳」は特別だった。
この数字が好きで、(偶数なのと、なんとなく女性の28って特別そうじゃない?みたいな勝手な思い込み)至る所で「28歳であること」を全面に出してきた。

それも、今日で終わる。

28歳と29歳の間にはなにか大きな違いがある気がしている。

それはもう「ここからは、完全に大人の世界です」と言われているような。

「20代だから〜」と馬鹿をやるのがもう通じなくなるような...。

まぁそんな、何とも不思議な感覚を覚える朝、ふと、「わたしが得意なこと」と「わたしがこれからやってみたいこと」は何かを、考えてみた。

その記録。

 
私は、昔から「本をゴリ推し」する癖があった。


「これは〇〇のために書かれた本だ」と思ったら、深夜だろうが友人に連絡してAmazonリンクを送る。

「お願いだから読んでほしい」と思った本ならば、私がお金を出して発送することも。

家族や親友など近しい立場の人にはよく本を贈っていた。

「喜んでもらえる」そんな圧倒的な自信があった。




昨日、「moonさんの本のオススメの仕方はつい読みたくなる」と感想をもらった。(嬉しい。)

私には豊富な語彙力はない。綺麗な景色を見ても、せいぜい、ヤバいとか、めっちゃ凄いとかそんな程度。

けれども、鬱陶しいまでの熱量がある。

「絶対に読んだ方がいい」
「これ読まないと後悔する」
「あなたのために書かれてるから!」
「なんなら私が贈るから!」

と言われ、著書のポイントを勝手に解説し出したら、みんな気になって買っちゃうよね。笑

BOOK HOTEL 神保町で働き出した時、そのPOPにも生命を吹き込んだ。

このPOPを見た人の人生に幸あれ。
この言葉で、明日からの活力をば。

そんなふうに思いながら、あえてアナログで。筆ペンで、思いを書き殴った。「この時代にPCで作らないのは...」とスタッフに言われたこともあったっけ。でも、手書きだからこそ伝わることもあると思ったんだよね。

ブックカウンセラーとして、仕事で本のオススメをするようになってからも、このスタイルは変わらなかった。

婚活でうまく自分の気持ちがつたえられないと悩む34歳の女性に、私はそっとLINEする。

「これが合うと思うんです」と。

仕事での職場環境に悩む36歳の男性に、私は電話口でこう言う。

「とりあえずこの3冊読んでから考えません?」

もはやアドバイスでもなんでもない。でもお二人とも、私よりも歳上であり、いや、もはや歳なんて関係ないけれど、そもそも、他者に私があーだこーだ言えるほど私は知識がない。

だから。本に頼る。少し無責任に見えるかもしれないけど、でもその「本を選ぶ」責任はあると思ってる。「これ読んで落ち込んだらどうしよう」「これ、刺激強すぎ?」いつも考える。

たまにホテルの口コミで「選書が良すぎた!」と言われたら分かりやすく飛び上がるし、「読みたい本がなかった」と言われれば、一日中どよーんとなる。



わたしは、本が好きで、でもそれ以上に人が好きで、だからわたしの大好きな人のために、これまでたくさん本を薦めてきた。

わたしがきっかけで買われていった本は、冗談ではなく100冊以上あると思う。
これ、結構すごいよね??褒めてほしいぞ??笑

今から考えると、これまで紹介した本、全部Amazonのアフィリエイトリンクにしていたら儲かったかな、ハッハ〜みたいなことを思う。(やらないけどね!わたしは学生の頃から本の営業みたいなことしてたんだなと思った。笑)

28歳のはじまりの日。


1番嬉しかったのは、NHKあさイチに出演して、大好きな本「それ、勝手な決めつけかもよ?」(阿部広太郎さん)をゴリ推し(ほんっとやばいんです、この本...!!と、アナウンサーさんに猛烈アピール)した直後のこと。

阿部さんが、ツイートしてくれたのだ。
「あさイチでBOOK HOTEL 神保町の支配人さんが取り上げてくれたことで、Amazonの売り上げランキングが上がっている」と。


え、すごすぎんか!と思った。
著者さん(しかも憧れの人)からリプライいただくだけでも発狂なのに、
よくある「あさイチで紹介された本」の「紹介者」になれたってことよね?

もう、小躍りした。

28歳の誕生日の、出来事だった。
一生忘れない。

あぁ、私は何が書きたかったんだっけ。


そう。だからね。もう、「あさイチで紹介されましたの本を私が紹介しちゃったもんね〜」という自信をモチベに、これからもわたしは本を推しまくるよ、ということなのです。

わたしのこれからのために。


いつか、この特技が形を変えて、何者かになれたらいいな。


注文が全国の書店さんから殺到するPOPライターになっちゃうとか。

本を世に売り出すための施策を考えるコピーライターになっちゃうとか。

はたまた、人生を本気で変えたい方に毎月本を送る、超絶ガチ選書コンサルタントとか。


なんか、書いたら実現しそうな気がしてきちゃった。

今日は28歳最後の日。
夢について思いを巡らせる日にしたい。

29歳最後の日に、ここにあること全部叶ってるわ!なんて笑えるように。

大切に時を歩みたい。


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