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今日の1枚はこれ! 『Do They Know It’s Christmas?』 / BAND AID(1984)

社会問題となったエチオピアの飢餓について基金を集めることを思いついたアーティストで社会活動家であるボブ・ゲルドフが、ニュー・ウェイヴ・バンドのUltravoxのメンバーであるミッジ・ユーロと共作した飢餓救済チャリティ・ソング。この曲のレコーディングには、イギリスやアイルランド出身のそうそうたるミュージシャンが参加した。参加したメンバーは、フィル・コリンズ(ジェネシス)、(デュラン・デュラン)、カレン・ウッドワード、サラ・ダリン、シボーン・ファーイ(バナナラマ)、ボノ、アダム・クレイトン(U2)、ポール・ウェラー(スタイル・カウンシル)、ジョージ・マイケル(ワム!)、ボーイ・ジョージ、ジョン・モス(カルチャー・クラブ)、スティング(ポリス)、スチュアート・アダムソン、ブルース・ワトソン、トニー・バトラー、マーク・ブレゼジッキー(ビッグ・カントリー)、の他、都合で参加できずメッセージのみ参加となったデヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニーなど36組であった。
※たまたまプロモーションやライヴのためにロンドンに滞在していた、アメリカのアーティストのジョディ・ワトリーとクール&ザ・ギャングのメンバー3人も参加した

そしてこのレコードの販売から約半年後、このチャリティー・プロジェクトに触発され、アフリカン・アメリカンのシンガー、ハリー・ベラフォンテが発起人となりUSA For Africaを結成し、「We Are The World」(1985)というチャリティ・シングルを発表した。

その後、「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として“Live Aid”と銘打ったチャリティ・コンサートが、全世界的に行われた。ちなみに日本でもコンサートは行われ、オフコース、矢沢永吉、LOUDNESS、佐野元春の4組のライヴ映像が全世界に中継された。

つまりこの『Do They Know It’s Christmas?』のレコーディングの一連活動が発端となって、ミュージシャンによるチャリティー活動が盛んに行われることになった。

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