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フードシェアリングサービス「TABETE」とは

どうも。蔭山です。

さて、今回はフードシェアリングサービス「TABETE」についてお話していきます。

●フードシェアリングとは

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まずフードシェアリングとは一体どのようなものかご存知でしょうか??

東京都杉並区が以下のように説明しています。

店頭で売り切れない食品を、必要としている人に紹介・案内し、割引価格で提供することにより、まだ食べられる食品を無駄にしないようにする取り組みのことです。
〜“杉並区 区役所HP“より引用〜

近年問題となっているフードロスや、コロナウイルスに影響を受けた飲食店の支援にもフードシェアリングが注目されているようです。

●フードシェアリングサービス「TABETE」

今回ご紹介するTABETEはテイクアウトサービスで、登録者数が約25万人とフードシェアリング事業の中でも比較的登録者数の多いサービスです。

お店はTABETEを完全に無料で導入することができ、売れたときだけ150円を手数料として支払うという仕組みです。

●TABETEの可能性に気づきましたか?

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「テイクアウトなんてすでに自分たちでやってるよ」、「販売手数料を払ってまでやる意味はあるの?」

というご意見が多いのではないでしょうか。

私も最初はTABETEを利用するメリットを見いだせませんでした。

しかし、TABETEの注目すべきところは「リスク0で集客できる点」です。

大阪府を例にして、少し数字の話をします。

令和2年6月1日時点での大阪府の人口は882万4,394人。
これは日本の総人口1億2,598万8千人のうちの7%にあたります。

では、TABETEの登録者数を見てみましょう。

TABETEには約25万人の登録者がいます。

仮にその25万人の内訳が、都道府県別の人口割合と同じだとした場合、大阪府の登録ユーザーは17,500人となります。(25万人×7%)

すると、大阪府のお店はTABETEに商品を掲載するだけで、ユーザー17,500人に自店をアピールすることが可能になるのです。

さらに、「京都在住で大阪の会社に勤務している」などのケースも含めると、商圏は37,500人にまで広がります。(関西圏の人口比率15%を適用)

しかも無料です。

●他のPR方法との比較

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では、自店をPRする手段として、Instagramで活躍するインスタグラマーに来店を依頼した場合を考えてみましょう。

ネットで検索してみると、インスタグラマーへのPR平均単価は「フォロワー数×2〜4円」などと書かれていました。

前述した数と同じ17,500人のフォロワーがいた場合、その費用は3.5〜7万円になります。

さらにお店でのお食事代も負担するとすれば、+5000円〜1万円ほどが必要となるでしょう。

ざっくりですが、インスタグラマーへの依頼には最低でも4〜8万円はかかる計算です。

もちろん費用対効果は期待できるでしょうが、実際にやってみないとわからないというリスクがあります。

その点、まずは0円で開始でき、お店の魅力を大勢に伝えることができるTABETEは有力なツールではないでしょうか?

しかも、2020年07月現在での大阪府の登録店舗数はまだ184軒です。

私が観察しているかぎりでは、TABETEをそこまで積極的に活用している店舗はまだ見られないように感じます。

フードロスや地球環境保護への関心が高まる中、事業者側が注力できていないというギャップがあるのです。

●まとめ

今回はフードシェアリングサービス「TABETE」をご紹介しました。

環境変化への対応が求められるなか、少しでも役に立つ情報を提供していきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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