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飲食店が使える行動心理学4選

どうも。蔭山です!

今回は飲食店が活用できる行動心理学についてお話していきます。

●ザイオンス効果(単純接触効果)

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まず最初のご紹介は、“何度も繰り返し接触することにより、好感度や評価が高まっていく”というザイオンス効果です。

「対象物に7回触れた消費者は、その商品を購入する可能性が高い」という理論も提唱されています。

最初は興味がなくても、何度か会っていくうちに興味が湧いてきて恋愛対象になるなど、ザイオンス効果は恋愛で例えられることも多いです。

では飲食店でいうと、例えば「今月は生ハムを特に売りたい」と考えた際に、店頭ポスター、黒板、店内POP、メニュー、トイレ内のポスターなどで、写真や文字を使って生ハムを全力でお勧めしてみてください。

さらには、ご注文を伺う際に「当店お勧めの生ハム盛り合わせはいかがでしょうか?」と一言添えます。

この施策をやった月と、やっていない月では生ハムの注文数に大きな違いが生まれるかもしれません。

これは、生ハムの露出回数が増えたことによって、生ハムが選ばれる確率が上がったというザイオンス効果によるものだと考えられるのではないでしょうか。

●Zの法則

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こちらのZの法則はご存知な方も多いと思います。

人間は左から右、右から左下、左下から右下と目線が“Z”に動く人が多いという理論です。

Zの位置は“最も人間の記憶に残りやすい場所”とも言われ、チラシのレイアウトや商品の陳列棚などに良く使われています。

飲食店では、おすすめの料理をメニューの中でZの位置に置くことにより、注文数が増えるかもしれません。

●ゴールデンゾーン

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こちらは飲食店での事例ではありませんが、ご参考程度に。

女性のお客様でも手が届きやすく、最も商品が目に入りやすい80〜150cmの位置「ゴールデンゾーン」と呼ばれています。

ゴールデンゾーンは、スーパーマーケットなどの小売店で使われる手法です。

このゴールデンゾーンに新商品やおすすめ商品を置いたり、先程のZの法則と組み合わせることで買いやすい売場を作っているのです。

●ウェザーマーチャンダイジング

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天気気象情報を販売に生かしていく手法をウェザーマーチャンダイジングといいます。

例えば、気温が15度以下になると鍋物が売れ始めると言われています。

他には、気温が22度に上がるとビールが売れ、25度に上がるとアイスクリームが売れます。

しかし、30度になるとアイスクリームは売れなくなり、かき氷が売れ始めると言われています。

日本が誇るマーケティング集団「花王」もウェザーマーチャンダイジングについて取り上げています。

天気や気温をみてメニュー構成を変えてみるのも良いかもしれないですね。

●まとめ

今回は行動心理学についてお話致しました。

自店で活かせそうなものはありましたでしょうか?

最後までお読み頂きありがとうございます!

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