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アメリカのホームドラマのように「ぎゅー(ハグ)してよ」が言える関係を目指した我が家

我が家では、娘が小学生になるくらいのタイミングで、
「アメリカのホームドラマみたいな親子になることを目指します!」
と、宣言しました。

具体的に言うと、やたらとハグをします。
・朝起きたとき
・お互いが身支度をしている合間
・学校から帰ってきて勉強をしているとき
・寝る前
・その他いつでも(心が弱ったときなどハグをしてほしくなったら)

ちょうどそのころ、娘と一緒によくみていたのが、
「フルハウス」「ブログ犬スタン」「超能力ファミリー サンダーマン」
「サム&キャット」「オースティン&アリー」「ガール・ミーツ・ワールド」「リブとマディ」
などのアメリカのホームドラマ。

これらに共通していることは、
・恋人同士はもちろん、友だち同士、兄弟、姉妹、親子、親(夫婦や友だち)同士…など、登場人物が何かとハグをする
・激しいケンカをするけど、お互い本音で言い合って、最後には理解しあってちゃんと仲直りをする(尾を引かない)
ということ。

娘と二人暮らしをしていくにあたり、この2つを大事にしたい、こういう親子になりたい! と思ったのです。
幼児のときは自然に、手をつないだり抱っこをしたりしますが、成長していくにつれてその機会は自然と減っていきます。でも、実は「抱っこするにはちょっと…」と思うくらい成長してからの方が、「ハグをしてもらう」ことは大事なのではないか…とずっと思っていました。

わたしの母はあまりスキンシップを好むタイプではなかったので、ハグをされた記憶が正直ありません。でも、学生時代や大人になってから、何かつらいことがあったときに「自分を大切に思ってくれている人にハグされたい」と思ったことが何度もあったからです。

何を言われるよりも、ハグには人を元気にしてくれる力があるような気がしていました。そして実際、自分が親になって娘をハグするようになったら、自分自身もとても満たされるのがわかりました。

これはもしかしたら、娘が大きくなってからも家ではハグができる関係でいるといいのかもしれないよ…?


と、何の根拠もなく、アメリカのホームドラマを目指し、ハグを習慣化した我が家ですが、今ではすっかり定着しました。
中3になり、ほぼわたしと身長が同じになった娘のことを今でも毎日ハグしています。お風呂や歯磨きと同じくらいハグを習慣化、大成功です。
娘が「ぎゅーして」と言ってくるときは大体、気持ちや体が疲れていたり、受験勉強やテスト前の勉強がしんどくなってきた時が多いです。

子どもが成長し、いわゆる身の回りのお世話が必要なくなったら、
「ぎゅーして」と言われたらすぐにハグをしてあげるとか、
「ちょっと手を止めて話を聞いてほしい」と言われたらすぐに話を聞くとか。
親にはもう、それくらいしかしてあげられないのではないかなぁ…と感じることが増えました。

我が家のハグが習慣化し、娘が遠慮なくいつでも「ぎゅーしてほしい」と言うようになってから、我が家は比較的いつも仲良しです。いろいろ言い合っても話し合いで解決できるようにもなりました。

ハグ習慣、オススメです。