最近は至る所で地震が多い。
地震大国日本に住む以上仕方のないことだろうか。

大抵の地震は認知できる。
震度1くらいでも揺れたのが何となくわかる。
しかしそれは自分が止まっている時の話。

先日も地震があった。
どうやら震度3くらいだったが、
その地震は認知できなかった。

震度3で気づかないなんてことがあるのだろうか。
普段だったら十中八九で地震と気づく。
建物も揺れるし、自分の体も揺れる。

ではなぜ気づかなかったか。

それはその時歩いていたから。
それはその時風が吹いていたから。
この2つが原因ではないだろうか。

当時外出して家にいなかった。
そしてとある建物内を歩いて移動していた。
地震の揺れ方にもよるのだろうが、
自分が動いている状態だと揺れというのは案外気づかない。
確かに自分の体がそもそも揺れているのだから。

そしてその時は割と風が吹いていた。
ちょうど出入り口が近くにある場所を歩いていたので、
建物に風が吹きつけてドアや窓がガタガタいってると思った。

だから揺れている時は全く地震に気づいていなかった。
しかし、近くの人達がざわついているのが見えた。
おかしいと思って調べると地震があったと知る。

ふと思ったのだが、
これまで地震に気づいた時は大抵何もしていない時。
座っている時がほとんどである。

緊急地震速報が鳴るくらいの大きさの地震も、
車に乗っていたら揺れに気づかなかったことがある。

案外人間の地震認知力ってそんなものなのかもしれない。
ナマズのように感知できるようになりたい。