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他は適当でもいい、でもお金の管理だけは完璧であれ

物心ついた時、
お小遣い帳をつけるようにと親から言われた。

幼稚園生くらいのことだっただろうか。
当時はもちろん意味がわからなかった。

なんでそんなことをしないといけないのか。
いちいち記入するのはめんどくさい。
他の子はやっていないだろう。

意味がわからなかったが、
自分の中では記憶に残る経験だったようだ。

といっても、
小中高生の間はお小遣い帳のことは忘れていた。
そもそもあまりお金を使わない性格だったからだ。

しかし転機が訪れる。

大学進学と同時に始めた一人暮らしだ。

一人暮らしするにあたり、
食費やら生活用品やら自分で買わなければならない。
買い物の頻度が爆上がりである。

そんな生活の変わり目にふと思い出したのである。
幼き日のお小遣い帳を。

今こそお小遣い帳、
いや家計簿をつけるときだと。

ということで、
十数年ぶりにお金の記録をつけ始めた。

しかしこれも長くは続かなかった。

無理もない。
普通のノートに全て手書きだったからである。

めんどくさいことは続かない。
そりゃそうである。

家計簿を忘れてしばらく。
何のきっかけだったか、
奇跡的にまた家計簿を思い出す。

今度こそ続けてみせる。
そう意気込み、
次に始めたのはエクセル管理である。

パソコン上であれば、
間違いの訂正もやりやすいし、
計算も自分でする必要がない。

案の定、
エクセルでつけるようになってからは続けられた。

おかげで、
社会人になるまでの数年間分、
エクセル製の家計簿データが今でも残っている。

他は適当でもいい、でもお金の管理だけは完璧であれ

タイトルにしているこの一文だが、
幼少期に親に言われた言葉でもなんでもない。

最近家計簿を更新している時にふと思いついた。

我ながら名言である。



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